2019年12月11日水曜日

全国会員大会
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例年であれば…一般社団法人全国古民家再生協会の全国会員大会の日程が発表されていた頃なのですが…

2019年から諸事情により、時期がずれてますので、発表はまだまだ先になりそうですね。


詳細は全国古民家再生協会の発表を待ってください。

ちなみに前回の模様は下記リンクから。
http://www.g-cpc.org/

2019年12月10日火曜日

足尾鉱毒事件
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1901年の今日12月10日、田中正造が明治天皇に直訴しました。

「足尾鉱毒事件」をご存知ですか?

私は小学校の道徳の授業で習いました。
上流にある足尾銅山から鉱毒が流れだし、下流域の人々が公害に苦しんだ事件です。当時の足尾銅山は国内の1/4以上の銅を産出するほどの鉱山。そこから出てくる鉱毒も多量のものだったわけです。

そんな公害に苦しんだ下流の一つが「渡良瀬川」です。

流域に住んでいない方にとっては対岸の火事ということでしょうが、明治の公害によって昭和の時代には田圃からカドミウム。2011年には農業用水から基準値を越える鉛が検出されているんです。日光を水源とする渡良瀬川は利根川へと流れ込んでいますから、関東に住む多くの方々の水道に混入する危険性がないとは言えないですよね。

また、ガスによって枯れてしまった山の木々は未だ回復できていない地域が残るほどです。公害というものは一度起きてしまうと長きにわたって影響を及ぼし続ける代表的な例だと思います。

さて、渡良瀬川。
私と近い年代の方はピンとくる歌がありますね。

森高千里の渡良瀬橋。
実際にある渡良瀬橋をモデルに作られた歌です。

現地には歌碑もあるんです。




「夕日がきれいな街」の歌詞通りきれいな夕景も見ることができます。


現在は足尾鉱毒の影響について語られることも少なくなりました。
しかし、我が国で起きた様々な事件や公害、それらは決して風化させてはならないものでしょう。

2019年12月9日月曜日

今年最後の出張
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今週から最後の出張の始まりです。
毎年毎年、九州から飛行機と車と電車で全国を縦横無尽に。

事納めもおわり、今年の活動を振り返ると…

結局、今年は関東より北へあまりお邪魔出来ませんでした。
長野・岐阜・愛知・名古屋・静岡・三重の東海中部地域も同様。

北陸新幹線の利用も少なかったです。


訪問履歴を振り返ると、行くべきところに行っていない。
ちゃんと計画してはいるんですが…どうしても関東、関西に集中してしまいます。

来年こそはしっかりと。

2019年12月8日日曜日

「今年の目標」を振り返ってみよう
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今年も事納めの12月8日がやってきました。年の瀬もせまってきましたね。

年末までにやり残したことはありませんか?
今年の初めに立てた「今年の目標」は何でしたか?

そろそろ来年の手帳に替える方も増えてきたことだと思います。
ワタシは例年、その年の目標を手帳の1ページ目に書くようにしています。それを今から見て間に合う…わけがありませんね。手帳の交換時期が反省の時期。今年もドップリ反省です。


反省だけなら猿でも?
いえ、反省して次に臨むこと…なかなか出来ない事なんですよね。

さて、こうして来年の準備を始めると、いよいよ師走も本格化です。
今月も出張の多いワタシ。年内最後まで頑張ります。

2019年12月7日土曜日

もう雪の季節 左官さんが大変です
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12月7日の今日は二十四節気の「大雪(たいせつ)」。
地域によっては暦の通り、雪が降り始めていますね。
IMGP0034
IMGP0034 / fujikinoko


全国的に漆喰の施工が難しい季節です。
もともと左官工事は水を塗るとも言われる仕事。漆喰も当然ながら水で石灰を練ったものです。ですからこの季節、工事で生じたトラブルについて、全国から様々なご相談が寄せられます。

なので、今日もその例をご紹介します。

トラブルその1) 下地養生の不足によるひび割れ

もうすぐ年末。建築工事の追い込みの時期です。
左官さんのお仕事は「仕上げ」。最後に漆喰を塗ってキレイに仕上げます。
が、工期の遅延や天候不順などによって、工事日数が足りなくなることが多々あります。

で、間に合わせるために何とかするわけです。
当然、ご本人はゆっくり塗りたいのですが…。

誰かが待ってくれないのですね。

その為に起きてしまうトラブルが「ひび割れ」。
ご相談を聞いていると、原因で最も多いのが
「セメントモルタルを塗って、ちゃんと期間を置けずに漆喰を塗った。」こと。

セメントは水和反応といい、一緒に練った水とセメントが反応することで固まっていきます。
表面の水分が乾いたから、といって固まったとはいえません。じわじわと固まっていくのです。

モノが固まるとどうなるか?
ほとんどのモノは収縮していきます。

セメントモルタルの上に漆喰を塗る場合、暖かい時期でもセメントは最低2週間、何もせず置いておく(これを養生といいます)ことをおすすめしています。

で、養生せずに塗るとどうなるか?
セメントの収縮によって、上に塗った漆喰にひび割れが出来てしまいます。


トラブルその2) 工程短縮?によるひび割れ 

次に多いのが
「セメントモルタルの上に砂入りの漆喰を塗らなかった」こと。
しっかり養生してもまだ、下地の挙動は収まりません。
また、建物に生じる力が表面の漆喰に伝わります。

漆喰は塗られた時が最も柔らかく、
乾いた後から、空気中の二酸化炭素を吸収しながら硬く硬く固まります。

だから、極力表面に伝わる力が少なくなるよう、砂入りの漆喰(中塗り漆喰)を塗るのです。
つまり、中塗り漆喰が緩衝材となるわけですね。

昔からの左官さんの優れた知恵です。

で、塗らないと?
やっぱり割れやすくなります。
でも、工期短縮のために省かれることがあるようです。
左官さんはしっかり塗りたいはずなのですが…。

トラブルその3) 乾燥条件不良による白化・白華

漆喰は消石灰を練ったもの。
消石灰=水酸化カルシウムは全てではありませんが水に溶けています。
冬季や梅雨の多湿時は洗濯物も乾きにくい季節。
当然、漆喰も乾きにくいのです。

では、水をたっぷり含んだまま乾燥条件が悪いとどうなるか?

溶けていたカルシウム分が表面に結晶を作り、白い粉を吹いたような状態になることがあります。
漆喰自体が白いため、分かりにくいこともありますが、なんとなくモヤモヤした仕上がり状態になってしまいます。

ちなみに、「おさえ」が足りずにテカるのも同じカルシウムの作用。
この場合は、ガラス状の結晶が出来てしまうのです。


年末まであとわずか。
左官職人さんは気候と乾燥条件を一生懸命考えながら、少しでも良い仕上がりになるよう、努力を続けていらっしゃいます。
周りの皆様はよくご理解いただき、左官さんを応援してくださいね。

2019年12月6日金曜日

エジソンの夢
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1877年の今日、12月6日、トーマス・エジソンが初めて人の声を録音しました。
「空気の振動を何かに刻む」という技術が生まれたわけです。
Edison tinfoil Phonograph
Edison tinfoil Phonograph / phonogalerie.com

録音された音を聴く文化が始まって140年。
で、今、最も「音」が聴かれているのはご覧のとおり。

空気の振動(アナログ)を信号化(デジタル化)して音をケータイして持ち歩けるようになったんです。
DIY: Shure Sound Isolating Earphone + iPhone 4 Earphone
DIY: Shure Sound Isolating Earphone + iPhone 4 Earphone / Yutaka Tsutano


コレがまた新たな文化。
エジソンの夢にここまでの世界があったんでしょうかね?

2019年12月5日木曜日

ふじのくにのご相談は 静岡県古民家再生協会まで
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今日は12月5日。様々な記念日がありますが、面白いのは「05」で「丸子(まりこ)の日」。

丸子をしっかり「まりこ」と読める方はかなりの静岡ツウですね(笑)

今でこそ丸子と書かれますが、もともとの地名は「鞠子」と。

お江戸日本橋を出発して東海道を西へ。府中宿(今の静岡市街地)を出た次の宿場が鞠子宿。東海道で20番目の宿場町だったんです。

東海道と言えば有名な、歌川広重の東海道五十三次。その「丸子」には一軒のお店が描かれています。


それが「元祖 丁子屋」さん。 http://www.chojiya.info/
慶長元年(1596年)創業の大変歴史ある、とろろ汁の名店です。
Chojiya
Chojiya / yendo0206


そして冒頭の「丸子の日」もどうやら丁子屋さんが呼びかけたようですね。
毎月5日は店内の資料室に大変貴重な「東海道五十三次 丸子」を展示しているのだそうです。

歴史に触れ歴史を味わう、大変良い機会だと思います。
静岡を訪れる方は是非!!

名物のとろろ汁は、滋養たっぷりな上に、食べても食べても飽きない「本物」の味。
ズルズルと啜りながら、おかわりを繰り返してしまいます。


さてさて、静岡といえばお茶・・・
川根 茶畑
川根 茶畑 / T.Kiya


お茶だけでなく、静岡には良いオトコが待っています。

昔からの風景が残り、古い町並みが残り、それらを心から愛する人が居る。
ふじのくにを心から愛し、ふじのくにを発信し続ける静岡県古民家再生協会の富田理事長。

熱い思いと優しい心、キュートな笑顔がチャームポイントです(笑)

静岡の古民家、ふじのくに移住などのご相談は
一般社団法人静岡県古民家再生協会まで http://www.kominka-shizuoka.com/

2019年12月4日水曜日

全国の古民家再生協会
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「古民家鑑定士」の資格も世間に認知され保持者も増えてきました。

ところが、実際に「活動」されているのはごくわずか。
けれど「せっかく資格をとっても、何も仕事に生かせない…」と言う方も多いようです。

そりゃそうでしょう。
資格だけ持っていても、自ら動かなきゃ何も始まりません。そのサポートのために、各都道府県で古民家再生協会の支部が組織されています。

各支部では
鑑定物件の紹介、鑑定書の取りまとめなどのほか、実技講習や


古民家の見学会などのイベント

当協会からお邪魔しているセミナーもその活動の一つです。

繰り返しのご案内ですが、
現在お持ちの「資格」を活かすためにも、各支部から入会されることをオススメします。

原則、毎月会員例会を開催していますので、興味を持たれた方は各都道府県の古民家再生協会へお問い合わせ下さい。

全国の古民家再生協会はコチラから

2019年12月3日火曜日

ナマコとホシガキ
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そろそろ時期なので、産地ではこんな「柿のれん」が観られることでしょうね。
暖かい日が続きましたが、出来栄えはいかがなものでしょうか?
P1010036
P1010036 / kurokayo

ある年に、そんな柿の産地を訪ねた際に見つけたのはこんな姿でした。








雪深く寒さ厳しい場所ではなまこ壁はデザインだけでなく実用として。
昼夜や季節の寒暖差に耐える、土蔵がありました。

2019年12月2日月曜日

定期点検の日 2019
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今年も建築基準法第12条2項を抜粋です。
…12月2日ですから定期点検の日なんですよ。
国、都道府県又は建築主事を置く市町村の建築物(第六条第一項第一号に掲げる建築物その他前項の政令で定める建築物に限る。)の管理者である国、都道府県若しくは市町村の機関の長又はその委任を受けた者(以下この章において「国の機関の長等」という。)は、当該建築物の敷地及び構造について、国土交通省令で定めるところにより、定期に、一級建築士若しくは二級建築士又は同項の資格を有する者に、損傷、腐食その他の劣化の状況の点検をさせなければならない。
建築基準法 第12条は定期点検報告の制度化。
一定の用途・規模を満たす公共建築物につ いて、
建築物及び建築設備の劣化状況の定期点検(12 条点検)が義務づけられています。

建築物の管理者またはその委任を受けた者は定期的に、建築物(敷地・構造など)及び建築設備等について、損傷・腐食・劣化等の点検をさせなければなりません。
また、昇降機及び遊戯施設については、建築物の用途・規模に関わらず点検の対象になります。

まあ、かいつまんで言えば「公共の建物はちゃんと点検報告しなさい」という法律。
その2項は「知事や市長はちゃんとさせなさい」というものです。

で、その対象となるのが
① 床面積の合計が100 ㎡を超える特殊建築物
② 階数が5 以上かつ延べ面積が1,000 ㎡を超える事務所等
③ 昇降機及び遊戯施設の点検は、建築物の用途・規模に関わらず点検が必要

※特殊建築物
学校・体育館、病院、診療所、老人ホーム、児童福祉施設等、劇場、公会堂、集会場、公衆浴場、旅館、ホテル、共同住宅、寄宿舎、スキー場、スケート場、水泳場、スポーツの練習場、倉庫、自動車車庫など

つまり大勢の人が集まる場所は
マチガイなく安全でなければならないので点検しておきなさいということです。

ところが、結構大変なんですよ。
建物の劣化に関する点検、資格以上に、知識経験が必要とされます。

もしかしたら
木造の伝統建築の旅館や劇場、最近流行りの古民家ケアハウスなどでは、
古民家鑑定士さんの活躍の場があるかもしれませんね。

ただし、1級もしくは2級建築士、
または特定建築物調査員などの資格を持っている必要がありますけど。