2018年9月23日日曜日

フシアナとウメギ
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最近、節穴(ふしあな)って見ることが少なくなりました。
フシアナ。「お前の眼はフシアナか~!」のフシアナです。

それでも「節穴」というものがどんなものか想像つかない方もいるかもしれません。


これがどうやって出来るのか…?

樹木には必ず枝が生えますね。その部分なんですよ。


成長した木を切り出して、木材として使う際に
枝があった場所には節(ふし)が残ります。
伝統素材を伝承していくために

ところが、キレイな節として残る部分は、最後まで枝が残っていた部分。
逆に、日があたらなくなり枯れ落ちてしまった枝があった部分は、
木の細胞がちゃんと繋がっていないため、節が抜け落ちてしまうことがあります。

それが死に節。その穴が節穴になるんです。

じゃあ死に節がある木材は使えない?

そんなことはありません。
その際には穴と同じ大きさに削った木を穴に埋め込みます。これを「埋め木」といいます。

また埋め木は、ほぞ穴が空いていた古材を再利用する際にも行われる伝統技法です。
だから、飛鳥、奈良、平安…昭和にいたる様々な木材が共存している
奈良・元興寺さんの小屋束(こやつか)でも、このとおり。
伝統素材を伝承していくために

使えるものはしっかり使う。
これが日本に循環型社会があったことのあかし。

誇らしいですよね。

さらにコチラは大工さんの技。床柱の節にに施した埋め木です。
伝統素材を伝承していくために

では節穴を見なくなったのは?
節穴が出来ない木材を使っていることが多いからですね。

何故でしょうか?

知りたい方は「木のソムリエ」に聞いてみましょう。
http://www.kinosumai.org/

2018年9月22日土曜日

窯に萌える
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コレ、なんだかご存知ですか?

焼物の窯で、一般に「登り窯」と呼ばれます。


2018年9月21日金曜日

石ころをコロコロつなげるお話
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でんでん協会は資料研究、各地での取材などを飽きもせず行っていますが…

菊目石。


琉球石灰岩。


石灰岩。


生石灰。


瓦屋根に使われた琉球漆喰。


これらをつなげるストーリー、なかなか面白いのです。

手前味噌ですが、たかが石っころに数億年のロマン。
当然、実物をお持ちしての説明がオモシロいですよね。

ご興味をもったかたは…いつかお会いできるといいですね(笑)

2018年9月20日木曜日

栗ご飯。 皮むきが大変です。
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秋ですね。もう栗ご飯、食べました?
松茸・栗ご飯
松茸・栗ご飯 / Dakiny


あなたつくる人、私食べる人。

ならば良いのですが、ご存知ですか?
栗の皮むき。とても大変な作業なんです。

そんなアナタに秘密兵器(笑)


その秘密兵器とは「かわとり包丁」。

変な名前でしょ?
実はその名の通り、皮をむくための包丁です。

石川県の鶴来打刃物。
鶴来(つるぎ)の名の通り、剣(つるぎ)をはじめ様々な刃物を打っていた鶴来町。
そこで唯一造られているのがこの包丁なんです。

野菜や果物の皮を剥いて比べてみればよくわかるんです。
皆さんが使っているのは普通の包丁?それとも楽ちんにピーラー?

私がオススメするのは一番右の「かわとり包丁」。



この包丁、ご覧のとおり手にスッポリ入るサイズで、指先を使ったコントロールもしやすいですし、軽いので全く疲れもありません。何より鋼がしっかりしているので、気持ちよく皮が剥けていきます。

イイでしょ?!この包丁。

もともと包丁には色々な種類があるんです。魚をおろすための包丁、刺身を引くための包丁、菜切り包丁、そして皮をむくための包丁。

もともと「道具」は様々な用途に合わせて造られていたものなんです。


欲しいですか?
どうやら、もう数軒でしか販売されていないとのこと。

残念ながら簡単には手に入らないようです。
通販にも出ていないんですよ。

2018年9月19日水曜日

脚光は 石灰で浴びるんです
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「脚光を浴びる」といいますね。
このブログでも様々なモノやコトに脚光を…といった具合です。

何度かご紹介してきましたが“ライムライト”。この言葉の意味を知っていますか?
英語で“in the limelight”は「脚光を浴びて」という意味なんです。

2018年9月18日火曜日

伝統素材は身の回りに眠っている
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南の島への出張のさなか、遠くに見えるのは青い空と碧い海。そんなときにも残念ながら「いいな~いいな~」と遠くのサンゴ礁を眺め、恨み言を唱えるだけですが…


そんな時にも移動中にちょっとだけ、砂浜へ立ち寄ると大切な資料を手に入れることが出来ます。

ほら、以前見つけた宝物。コレ、何でしょう?
 

不思議なカタマリが何か知っている人も、知らない人も、コレがどのように私たちの身の回りにやってくるのか、知れば知るほど素材の魅力に包まれます。

さて、その魅力については直接お話します。
この秋に開催されるセミナーなどをお楽しみに。

2018年9月17日月曜日

リンゴはキレイに色づいているほうが美味い?
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リンゴと言えば「真っ赤なリンゴ」ですが…このリンゴ、残念ながら色ムラだらけです。

でも、今日のお話は「真っ赤なリンゴは本来の姿ではない」というお話。


一般的に売られているリンゴといえば、こんなカンジ。
ほとんどムラのない、赤く美味しそうなリンゴですが…


ここで「リンゴの真実」。

 リンゴは太陽の光を浴びた部分が赤くなるんだそうです。

だから、キレイで美味しいリンゴを作るためには、日光があたるように葉っぱをとってやらねばなりません。


ところが、思い出してください。

甘ーいリンゴが出来るには? 光合成

化学式にすると

 12H2O+6CO2→C6H12O6+6O2+6H2O

H2Oは水。CO2は二酸化炭素。O2は酸素です。

植物がたっぷりとお日様の光を浴びて水と二酸化炭素を分解すると、炭素を自分の体に取り込み、酸素を吐くわけです。リンゴの場合はお日様をたっぷり浴びて、光合成で造られた糖を実に蓄えるんです。

同じ化学式でもう一度。

 12H2O+6CO2→C6H12O6+6O2+6H2O

リンゴの場合はグルコースC6H12O6がさらに、加水分解されたソルビトールC6H14O6が「蜜」として形成されるんだとか。

で、ここで忘れてはいけないのは、その光合成を行っているのは葉っぱだということ。

見た目を良くするために葉っぱを取ることは、甘味を落とすことにつながるんです。
だから、本当に美味しいリンゴは色ムラだらけが正解。
(※ただしそんなことお構いなしに赤くなる品種もあるので、ご注意。)


また、最近「サンふじ」など、「サン**」と書かれた品種がありますよね。
あれは無袋栽培、つまり、実を保護する袋をかけていないという意味だそうです。

もともと虫除けにかけられていた袋ですが、防虫のほかに、袋を外すことで一気に色がつき、色付きが良くなるといったメリットもあったようです。

なので有袋が主流だったのですが…袋をかけないほうが糖度が高いという結果も。
色鮮やかさよりも美味しさを選ぶ現代では無袋栽培が選ばれているようです。


というわけで、色鮮やかなリンゴよりも、あえて見た目を捨てた「サン**」などの無袋リンゴ。そして、さらに美味しさを求めて見た目を捨てた「葉とらずリンゴ」のほうが美味いという結論。

確かに。確かに美味いですよ。


2018年9月16日日曜日

小銭入れが要らなくなる時代?
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ETCが普及したおかげで、クルマにセットしておけば普段の運転では全くと言ってよいほど小銭が不要になりましたね。
深川西料金所
深川西料金所 / alberth2


だから…油断して手元に財布を持たずに運転していて、ETC未対応の料金所やコイン駐車場の出口などで手元に財布が無く困ったこと無いですか?

しかも、料金所が無人化しているのでお札も使いにくくなってますよね?
ちょっと前までは小銭が常に必要でしたから、必ず手元に用意していたはずですが…

そう。便利になったことで、新たな「必要性」が生まれたんです。
その時、私が選んだものがコレ。
ちょっとだけの小銭を整理しておき、支払う時にもスピーディーに。


この小銭入れ…懐かしいと思った方、そこそこのお歳ですね?!

コインキャッチ式の小銭入れです。
懐かしい? …見てください。500円硬貨に対応ですから現役で使えますよ。
というより、最近わざわざ探して買い求めたんです。

使い道はもちろんクルマに積んでおくコインケースとしてなんです。

私たちの社会においてコインが使われる限り、整理する必要性が生まれます。
それは変わらない「必要性」と「仕組み」。こういったものは結果的に長く長く失われずに残っていくものです。残していくモノ、残ってきたモノ、それにはちゃんと理由があるんですね。

2018年9月15日土曜日

缶ビール お好きですか?
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プシュッと空けてキューッと飲んでプハーッと。
この快感が、もう半世紀も続いているんですね(笑)

1958年9月15日、朝日麦酒(現アサヒビール)から、国産初の缶ビールが発売されました。
アサヒ ゴールド 復刻版
アサヒ ゴールド 復刻版 / yto


ジョッキの生ビール、瓶から注がれるビールも魅力的。

けれど、缶には缶なりのあの快感。
手のひらに伝わる冷たさと美味さがありますよね(笑)



これもまた我が国の伝統かもしれません。

2018年9月14日金曜日

ヒエログリフ、読めます?
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1822年の今日…ロゼッタストーンに書かれていたヒエログリフが解読された日です。

ロゼッタストーンをご存知ない?

コレです。1799年、ナポレオンのエジプト遠征の際に発見され、持ち帰られたこの石です。
Rosetta Stone
Rosetta Stone / Benjamin8472

ナポレオンがフランスに持って帰っても、なんて書かれているのか分からなかったんですね。石板に書かれていたのは3種類の文字。3つのコトバで同じ内容が書かれていたのが解読の助けとなったそうです。

その一つがヒエログリフ。古代エジプトの神官などが使ったとされる文字でした。その他、民衆文字とされるデモティックと古代ギリシアの文字で書かれていました。
Rosetta!
Rosetta! / gaspartorriero



さまざまな文字。日本にも古代のものとされる象形文字もありますが、全く知られていませんよね。後に伝えるべく書かれたはずの文字が伝わらないってこと、人類の長い歴史の中で数多くあったことでしょう。
でも、今の私たちの「想い」だけは、なんとしてでも未来へ伝え続けていきたいものです。

ヒエログリフやデモティック…懐かしいです。高校生の頃、ヒエログリフ入門を買った憶えがあるのですが…どこにやったかな?(笑)
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