2019年7月16日火曜日

そうめんと漆喰
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我がふるさと大分県。
夏を前に、何かと話題になるのが長洲(ながす)そうめんです。

海に面した長洲。地元の小麦で、伝統製法。海風と太陽にさらされて造られるんだそうです。そうめんのメジャー、小豆島、島原などと同じ条件が揃っているわけですね。

恥ずかしながら、大分県内で麺の産地があったこと、最近まで知りませんでした。

もう一ランク上の方が美味い?そうですね。

さらにめずらしいのが「海老つゆ」です。

昆布ダシ、しいたけダシ、カツオだし、アゴだし…色々なダシがありますが、海老のダシつゆというのは珍しいのではないでしょうか?

こちらも長洲の特産。赤海老の干しエビなのですが、地元では「勝ちえび」と呼ばれています。宇佐神宮参拝の縁起物としてお土産にもなっていますね。干されてうま味の増した海老からとったダシ醤油。麺といっしょに啜り込むと、じんわり海老の風味が広がります。



…と、食べ物のオハナシだけで終わるつもりはありません(笑)

ちゃんと地域の産物から、伝統素材がわかるんです。
  •  麺類があるということは、麦わらやフスマがあるということ。
  •  海老がたくさん取れるということは、海藻が豊かに茂る海があるということ。
実際、この長洲の面した周防灘沿岸から国東半島にかけては、かつてフノリの一大産地でした。フノリは伝統工芸や左官に欠かせない「のり」の原料です。
…ほら、食べ物の話だけじゃないでしょう?(笑)

2019年7月15日月曜日

サカイのおさらい2
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昨日の堺のお勉強からもう少し。



堺で発達した鉄砲を造る技術。その中でも大切なポイントとなるのは銃身。それは「パイプ」と「ねじを切る」技術の結晶なんです。

丈夫なパイプと、正確でしっかり鍛造された強いネジ。その技術が花開いたのは明治に入ってからのことでした。

2019年7月14日日曜日

サカイのおさらい
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今日は堺について、おさらい。


武家社会、そして現在の私たちの生活に大きく影響を残したのが「茶人 千利休」です。
千利休は堺の豪商、倉庫業を生業としていた「魚屋(ととや)」の出身。
堺市には史跡として千利休屋敷跡が。


屋敷はありませんが敷地奥には有名な「椿の井戸」が。


ちょうど堺でも有名なお蕎麦屋さん「ちく満」の裏手にあります。
熱盛りそばを求めて全国から集まるこのお店、1695年創業。

堺を代表する名物店ですよね。



さて、さらなる名物といえば…堺打刃物。堺は昔から鍛冶の町として栄えていたのです。
歴史はさかのぼり古墳時代まで。古墳を造るために使われる鉄器を造る技術がここ堺で発展したといわれています。

刃物。武士の時代には日本刀。商人の町大阪には包丁。
そして、戦国の時代を大きく変えたものが鉄砲です。



美味いお蕎麦をいただきながら、ちょっと歴史を振り返る。
歴史のある堺ならではのひとときが過ごせますよ。

2019年7月13日土曜日

大分の秘境駅
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大分県佐伯市に引っ越して4年が過ぎました。
この佐伯市、九州の市町村で最も面積が大きいんです。
佐伯市位置図
"基礎自治体位置図 44205". Licensed under GFDL-no-disclaimers via Wikipedia.

ご覧のとおり、海あり山あり。海から最も高い山まで同じ市内でなんと1600mも高低差があるんです。

だから秘境駅として数えられるこんな駅も佐伯市にあります。


ある暑い夏の某日、駅には…私一人。

聴こえるのは初夏の風の音と蝉の声、あとは暑さに苦しむワタシの唸り声だけです。



夏の昼下がり、人っ子一人、駅員さんですらホームには居ません。


というのも無人駅なんですね。
降りるときに切符を入れる運賃箱だけがポツーンと立っています。


当時の駅の時刻表には…上り下りとも1日たった3便。
(2018年7月現在、上り2本下り1本の計3便に減便されています。)
ここで降りたら、帰るのが大変ですね~。


開業から70年ちかく。
奥深い山の中にポツーンとある駅。

降りてもナニがあるわけでもありません。

大きな地図で見る

それでも訪れる価値が…あるかどうかは、個人の価値観によりますね。
自分を見つめる良い時間になるのかもしれません。

2019年7月12日金曜日

がれきの意味を考えよう
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まずはこの写真から…何が写っているでしょうか?





「がれき」と答えた方?! …間違いです。




「がれき」はこう書きます。



瓦と礫(小石)。

住まいを解体して、使えないものを瓦礫と呼んだのです。
砕けてしまった瓦と小石。それ以外は再生して使われていたんです。

木も竹も土も石も瓦も…使えるものは再利用する。
それが我が国に長く伝わってきた「住文化」です。

解体して何もかもをゴミにしてしまう行為、それは「文化」とは呼べませんよね?

では、写真に写っているモノは…何と呼びましょうか?

建設廃材?ゴミ?もったいない資材?

私たちは「がれき」が瓦礫だけになるために全国各地で活動しています。

2019年7月11日木曜日

ヨソでは聞けないオハナシ
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でんでんセミナーでオハナシするのは「ヨソでは聞けない」話。

楽しそうでしょ?
毎回、ある程度までの人数で、しっかりと時間をかけたセミナーなどで、配布するのがご覧の冊子「ヨソでは聞けない漆喰のハナシ」です。

一般の方から建築の専門家まで、様々な方々に好評いただいています。
…なので「欲しい」「売ってくれ」という声も。


…売りませんし、あげません(笑)
セミナーや講演などで、私が直接お会いできた方々だけに、無料でお配りしています。

…余分に配ったりもしてません。
あくまでも私のオハナシを聞いた上で読むとよくわかるように書いていますから。

それが「ヨソでは聞けない」オハナシの中身です。

2019年7月10日水曜日

ウルトラマンの日 2019
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3分間。
エネルギー切れ。
変身。
光線。

そして…「守るココロ」。

私たちの心の奥深くにベットリと擦り込まれたもの、全て、ウルトラマンからもらったものです(笑)
ウルトラマン - 海洋堂フィギュアワールド/渋谷
ウルトラマン - 海洋堂フィギュアワールド/渋谷 / Tranpan23


まあ、仕方ありませんよね。

絶体絶命のピンチに、正義の味方。
半世紀近く前から、子どもの心をガッチリ掴んで離さないわけです。
SAKURAKO meets ULTRA-MAN. [Explore-2014-06-21]
SAKURAKO meets ULTRA-MAN. [Explore-2014-06-21] / MIKI Yoshihito (´・ω・)


という今日はウルトラマンの日。

1966年7月10日にウルトラマンの予告番組が放映されたのを記念してのものです。
ウルトラマンが守り続けた私たちの町を私たちが、これからも守っていかねばなりませんね。

2019年7月9日火曜日

暑い日は古民家
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今年の夏も暑いですね。
あいかわらず、涼しい高地や涼しい国外への旅行の人気も高まっているそうです。

そんなことをしなくとも、クール古民家ってどうでしょうか?

昔ながらの古民家。夏涼しく冬寒いのが古民家。
「昔の家が涼しいのは当たり前じゃないか?!」と言われそうです。

そう!その通り。涼しいのが古民家。

普段は古いからといって敬遠される古民家。空き家が多いんですよね。

特に田舎では家族も減り、住むものが居なくなった古民家が朽ち果てるのを待っているだけです。

だからこそ古民家。クーラーも使わず、蚊帳で眠れる古民家。
風鈴が鳴ると部屋の中にすーっと涼しい風が吹き抜ける古民家。

夏の間だけでも住んではいかがでしょうか?

伝統素材を伝承していくために

今お住まいの2×4の住まいよりずっと快適なハズです。
暑いはずの沖縄の縁側も…ほら、涼しげですよ。
伝統素材を伝承していくために

2019年7月8日月曜日

ペンキはニッポンにいつからあるのか?
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今日はコレのお話。 …ペンキです。


今日は、我が国にペンキがやってくるきっかけになった日なんです。

で、そもそもペンキって何でしょう?

家などにペタペタ塗るアレのことですが、それらは一般に「塗料」と呼ばれます。
建築の分野では、ペンキとは、「油性塗料」のことをさしていう言葉なんです。

で、油性塗料とは「油に着色するための粉を混ぜ、それが酸化して固まるもの。」です。

それまで、塗るものといえば、柿渋や漆くらいしか無かった我が国にペンキがやってきたきっかけが…このヒト。


ペリーさんですね。

1853年7月8日、

 泰平の眠りを覚ます上喜撰たつた四杯で夜も眠れず

の狂歌のとおり、平和なニッポンにやってきたのが4隻の黒船。
そりゃ慌てたでしょうね。


この後1854年、アメリカ使節団との交渉の場として用意された横浜応接所に、使節団のメンバーから習いながら調合して塗られたのが、我が国初のペンキだとされています。

ということは、160年の歴史。
そろそろ伝統素材と呼び始めてもよい素材なのかもしれませんよ。

2019年7月7日日曜日

七夕はタケノコの日
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今日は7月7日で七夕にちなみ「竹・たけのこの日」。

というわけで「竹」のオハナシです。
以前もお伝えしましたが、建築に使われる竹…奥が深いので、さわりダケを。

竹の種類も数多いのですが、古くから好んで使われてきたのは真竹(マダケ)。
中国原産とも日本に自生していたともいわれています。

肉厚で弾力や強度に優れているほか、他の竹と比べて虫がつきにくい(?)とも聞いたことがあります。