古民家鑑定士試験 大分会場

2010/10/17

古民家鑑定士

本日、全国一斉の古民家鑑定士試験が開催されました。

古民家鑑定士とは
その名称において、古い民家の保存、活用、再利用を目的に、建築的見地及び環境保全の見地に立ち、専門的な知識と技術を用いて、ユーザーに適切なアドバイスを行う能力を有するものです。

壊されていく古民家。
その民家とそれを形作っている伝統資財に価値を見出し、残していくだけでなく、
環境保全に寄与するために、全国の古民家鑑定士は活動しています。

一般社団法人伝統素材伝承支援協会は
財団法人職業技能振興会の委託を受け、大分会場を担当。

この中から、大分県を中心に活動を続ける仲間が生まれることを
大変喜ばしく思います。
伝統素材を伝承していくために

理事長である私が講義を行ったわけですが、
教える側のワタシも
 「もっと説明したい」「知ってもらいたい」という気持ちでいっぱいでした。

受講された皆さまも
 「もっと」という気持ちでいらっしゃったのではないでしょうか?

合格されたあかつきには、
 大分県内での勉強会や鑑定実習、ビジネスセミナーなど
 我々協会にて様々なサポートを行いたいと考えていますので
 是非、ご参加いただきたいと思っています。

また、来月早々に200年住宅再生ネットワーク機構より
井上理事長をおむかえし
「グリーン建築(循環型建築社会)セミナー」を実施します。

受験者の方々だけでなく、県内でご興味のある方々、
是非お申込みいただければと思います。

「グリーン建築セミナー」開催
今話題の、循環型建築社会「グリーン建築」のセミナーが大分でも開催されます。

講師;井上幸一氏
      一般社団法人200年住宅再生ネットワーク機構 理事長

      「古材―環境時代の選択」 東洋書店刊

   日時;2010年11月4日 13:00~16:00

   場所;iichiko総合文化センター 中会議室2

       大分市高砂町2-33 OASISひろば21内


グリーン建築(循環型建築社会)その定義は


1、新しく建築をするにあたり、全てを捨てることなく生かせる資材(伝統資財)を活用する

2、新しい建築をするにあたり、将来再利用できる資材を使用する

3、使える建物に関しては、出来るだけ長期間使用できる提案を行う
です。「古民家」に眠る「古材(伝統資財)」は価値が高くヴィンテージ資財として化粧材として活用されています。
 グリーン建築とは環境の時代に当たり前の建築手法と言えるのかもしれません。今までのものは捨てて、新しいものを作るのは、戦後の日本の悪しき文化です。それが世界に例を見ない、住宅の短寿命に繋がっているように思います。


循環型の建築を当たり前と考える建築業界の方、
グリーン建築をとりいれてみませんか?

受講申し込み、大分以外の都道府県での開催予定や古民家鑑定公式サイトhttp://www.kominkapro.org/から。