床下に光るもの

2010/10/27

古民家鑑定士

古民家鑑定士として建物の良し悪しを判断するポイントの一つに
「ひかり付け」を見ることがあります。

ひかり付けとは、建物の土台として支える部分を
礎石(そせき)の凹凸に合わせて加工すること。

この部分です。
伝統素材を伝承していくために
礎石は字のごとく、礎(いしづえ)となる石。
その上に建物は建てられていきますから、
隙間どころか傾きさえ、あってはならないものです。

そんな加工の様子、見たいですよね?
そんな方は迷わず、名古屋城本丸御殿ホームページへ。

「本丸御殿動画ギャラリー」というコーナーに
なんとその作業の様子が昨日から公開されています。

文字を読むより、その様子を見た方がしっかりと分かる。
知識より見識です。



また、礎石と云えばこんなものも。

ずらっと並んだ礎石。
伝統素材を伝承していくために
奈良の興福寺さんでの写真です。
興福寺さん、平成30年落慶の予定で
中金堂を再建している真っ最中です。

あをによし奈良、まだまだ魅力的になるのでしょうか?