伝統原料に囲まれて暮らす

2010/11/02

伝統素材

私の郷土は大分県津久見市。
国内でも有数の石灰産地である我が町の紹介を忘れていました。

大分県津久見市 。九州の東部、四国と面した海沿いにあります。
三方を山に囲まれ、太平洋に面したリアスの町です。

上の写真を見て気付きましたか
高速道路の左側に切り立った岩肌。石灰の鉱山なのです。

我が国から輸出されるセメントの4割はこの町から。
目の前の港湾から世界へと輸出されるわけです。 まさに山の恵みですね。


そのかわり、ワタシの父が幼いころ遠足で登った山はもうありません。
セメントか漆喰になって、世界のどこかで固まっているはずです。


そんな「石灰」。

我が国でもその利用の歴史は古いものです。

現存している古いものでは
最近、キトラ古墳の壁画の漆喰をはがす工事が話題になりましたね。
近世にも寺社仏閣やお城にも漆喰としての利用。

この町も古くから石灰を産出してきた土地の一つです。
美濃灰(岐阜)や近江灰(滋賀)に始まり
野州灰(栃木)、土佐灰(高知)、筑前灰(福岡)など
そして、大分の豊後灰として江戸時代の文献にも残っているようです。

歴史ある素材に囲まれて暮らしながら、
それに胡坐をかいていてはいけませんね。

もっと石灰についても学び続けなければなりません。