国内でも有数の石灰産地である我が町の紹介を忘れていました。
![](http://lh6.ggpht.com/_YYbqUhGSDHo/S68nOTM9fhI/AAAAAAAAAg8/1ZEMPvG3LEY/s400/20080213_133542%20%282%29.jpg)
大分県津久見市 。九州の東部、四国と面した海沿いにあります。
三方を山に囲まれ、太平洋に面したリアスの町です。
上の写真を見て気付きましたか?
高速道路の左側に切り立った岩肌。石灰の鉱山なのです。
我が国から輸出されるセメントの4割はこの町から。
目の前の港湾から世界へと輸出されるわけです。 まさに山の恵みですね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3Kd-vKNYcJt-e_I0aF8YH4FAc0umaZiSkP7Q9dfudYPUwKYE0uxjui5NrdeoJvlzHBzQ_54Z8S1ZQe_P9OCpIlZ5-ZV-ekV0gYq99CmbpVZaH8MKFlGa7Pf3UfI6EkpTUiBgFcMOJ1Co/s400/20080213_132935%20(2).jpg)
そのかわり、ワタシの父が幼いころ遠足で登った山はもうありません。
セメントか漆喰になって、世界のどこかで固まっているはずです。
そんな「石灰」。
我が国でもその利用の歴史は古いものです。
現存している古いものでは
最近、キトラ古墳の壁画の漆喰をはがす工事が話題になりましたね。
近世にも寺社仏閣やお城にも漆喰としての利用。
この町も古くから石灰を産出してきた土地の一つです。
美濃灰(岐阜)や近江灰(滋賀)に始まり
野州灰(栃木)、土佐灰(高知)、筑前灰(福岡)など
そして、大分の豊後灰として江戸時代の文献にも残っているようです。
歴史ある素材に囲まれて暮らしながら、
それに胡坐をかいていてはいけませんね。
もっと石灰についても学び続けなければなりません。
![](http://lh6.ggpht.com/_YYbqUhGSDHo/S8L7re625dI/AAAAAAAAAeI/iIjV66CYbfo/s400/20080213_140336%20%282%29.jpg)