我慢は美徳!?

2011/04/22

ブログ

下記、英誌エコノミストの記事…
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宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を引いて「我慢強いのは東北人の美徳だが、我慢のしすぎは良くない」と不満の声を上げるよう呼びかけている。

のだそうです。

確かに詩をさらっと読むとそのように感じるかもしれません。
が、違う!!と私は強く叫びたい。

ってことで、今回も「雨ニモマケズ」

雨ニモマケズ

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイゝトイヒ
北ニケンクワヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

   南無無邊行菩薩
  南無上行菩薩
 南無多寳如来
南 無 妙 法 蓮 華 経
 南無釈迦牟尼佛
  南無浄行菩薩
   南無安立行菩薩


私なりに現代語に書き直したもの。
 雨にも負けず
 風にも負けず
 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫な身体を持ち
 欲は無く
 決して怒らず
 いつも静かに笑っている
 1日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べ
 あらゆることを
 自分を勘定に入れずに 良く見聞きし 解かり
 そして忘れず
 野原の松の林の蔭の 小さな茅葺きの小屋に居て
 東に病気の子供あれば 行って看病してやり
 西に疲れた母親あれば 行って稲の束を背負い
 南に死にそうな人あれば 行って「怖がらなくてもいい」と言い
 北に喧嘩や訴訟があれば「つまらないからやめろ」と言い
 日照りの時は涙を流し
 寒さの夏はおろおろ歩き
 皆に「でくのぼう」と呼ばれ
 褒められもせず
 苦にもされず
 そういうものに私はなりたい


 (以下略)

「誰かのために。」

きっとそうだったのでしょう。
宮沢賢治は石灰の営業マンでした。

貧しい農家の人々のため。
苦しむ石灰工場の人々のため。

きっと、誰かのために役に立ちたい。
そんな気持ちを書き綴ったのでしょう。

そんな彼の信念、理念を考えながらこの詩を見聞きすると
さらに違った感動が沸いてきます。

「我慢する」「負けない」ことが美徳なのではなく、誰かの「役に立ちたい」その思いこそが美しい心なのではないでしょうか?


石灰に携わるものとして、座右の銘の一つです。