2011年最後の協会活動

2011/12/30

伝統素材

さて、年末も大詰め。
皆さん、大掃除は終わりましたか?

ワタシは年末恒例?
地元でお世話になっている方々の元を訪ねました。
その中で国内唯一、大分で生産されている伝統素材
「七島い」の生産者さんの元にも。

「七島い」の「い」は藺草(いぐさ)の藺。
畳表に使われるカヤツリグサの品種です。
この草で編まれたものが琉球表。

流行している「琉球畳」、
本来はこの七島いで作られたものだけをそう呼ばねばなりません。
が、国内で生産されているのはわずかに2000畳。
我々庶民にはなかなか手に入らないシロモノなのです。




とてもとても丈夫で長持ちすることも、この七島いの特徴。
下の写真は古民家に使われていた25年物の琉球畳、
ほとんど傷んでいませんでした。


大分が誇る、素晴らしい伝統素材ですね。
年末の御挨拶の際に、こんな素敵なものを譲っていただきました。



七島で表を編んだ草履です。
硬くて強い七島ですが、履きこなしているうちに柔らかく足に馴染んできます。

我がクニの貴重な素材で作られたモノ。
その良さは使った人にしか分かりません。