厚生労働省認可財団法人職業技能振興会が認定する公的資格です。
古民家鑑定士は
その名称通り、「古い民家の保存、活用、再利用を目的に、建築的見地および環境保全の見地に立ち、専門的な知識と技術を用いて、お客様に適切なアドバイス」を行なう者です。
古民家鑑定士の業務内容は、主に以下の通りです。
- 古民家の調査・判定・提案古民家を調査して、その状態を建築的見地並びに文化的見地から判断して、「活用できるか」「再利用・再生・部材での再利用が可能か」を判定し、ユーザーに適切な提案を行います。
- 古民家の資源を有効活用するための研究、新技術の開発、流通促進古民家を再活用できる資源とし、それを有効活用するための研究や、技術の発展、流通経路の整備育成などを行います。
- 古民家の社会的認知の促進古民家の再活用のための企画や提案を通し、また流通促進を通し、社会における古民家リユース意識の向上を図ります。
壊されていくのは環境だけでなく、家族の想い出、私たちの原風景。
さらには文化が壊されていくのです。
(c) gootaro|画像素材 PIXTA
だから…資格をとったら「活動」しましょう!
そりゃそうでしょう。
資格だけ持っていても動かなきゃ何も始まりません。
そのために、各都道府県に「会員の会」が組織されています。
会員の会は各地域の古民家鑑定士さんのサポートを行なっています。
鑑定物件の紹介、鑑定書の取りまとめなどのほか、
実技講習や
古民家見学ツアー、
昨年、私が各地でオハナシしたセミナーもその活動の一つです。
取得された「資格」を活かすためにも、各会員の会に入会されることをオススメします。
大分県では、大分県古民家再生協会と伝統素材伝承支援協会が共催している
「大分県古民家鑑定士の会」がそれにあたります。
原則、毎月会員例会を開催していますので、
興味を持たれた方は各都道府県の古民家再生協会へお問い合わせ下さい。
オブザーバーでの参加も可能なはずです。