学校は「学校」であり続ける

2013/02/26

伝統素材

受験シーズンもいよいよ佳境ですね。
小中学校のお受験は別としまして、高校、大学。一生懸命勉学に勤しんだ「途中経過」がこれから出るわけです。

人生は学ぶこと。という言葉もありますが、確かに受験なんてまだまだ途中経過なんですよね。
実際、社会に出てから学んだコトのほうが多いような気がします。

学生の頃を思い出していただくために、有名な「論語」の為政篇です。
 子曰、吾十有五而志乎学、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲不踰矩。

…まだまだ不惑過ぎたばかりの私はひよっこです。
もっともっと学ぶことも多く、また学ぶ姿勢を崩してはなりません。
今になって学びたいことって沢山あるんですから。

大人向けの学校や教室などが流行っているのもそのせいかもしれませんね。
そして、学校。学校はいつの世もいつになっても学校であり続けるようです。

というのが、「学校」。


「足利学校」。
栃木県足利市にある、諸説ありますが、かつて東の最高学府であった場所です。
学徒三千といわれ、フランシスコ=ザビエルから「日本国中最も最大にして、最も有名な坂東の大学」と世界へ紹介された学校です。

この学校、建物として学ぶことが沢山あるんですよ。

入り口は入徳門。「道徳の道に入る」という意味ですね。


その先には「学校門」。「学ぶ場」という意味でしょうか?


いよいよ入学。
まずは孔子先生にご挨拶して…


あとはもう、ただただ見て学ぶ一方です。













紹介した二つの門と孔子廟以外は20年ほど前に復元されたものらしいですが、それでも伝統建築の素晴らしさ。実際に見て触れてしっかりと体感出来る場所です。
「学ぶ」ためには場所や環境ではなく、「姿勢」ですよね。

ワタシも、もっともっとお勉強しようと思います。