モンブランより 日本の石灰は甘くない

2013/08/08

伝統素材

今日8月8日にちなんだ記念日は…
パパイヤの日、ぱちんこの日、関ジャニ∞の日、笑いの日、デブの日、ひげの日、ひょうたんの日、白玉の日、プチプチの日、まるはちの日、フジテレビの日、親孝行の日、屋根の日、歯並びの日、おばあさんの日、子ども会の日、鍵盤の日、そろばんの日…などなど沢山あるんですが、違うオハナシ。

1786年の今日、8月8日、ジャック・バルマとミッシェル・ガブリエル・バッカールがフランスとイタリアの国境にあるモンブランの初登頂に成功しました。
Le Mont Blanc
Le Mont Blanc / JR Guillaumin



モンブランは標高4,810m、ヨーロッパアルプスの最高峰で、西ヨーロッパで一番高い山。
その名のモンブランはモン(mont)=山&ブラン(blanc)=「白」、つまり「白い山」という意味なんです。

で、さらにその名にちなんだのが、ご存知ケーキのモンブラン。

Suguri F / wikipedia


で、今日お話したいのはスイーツのことではなく、石灰のオハナシ。

アルプス山脈をはじめ、ヨーロッパ各地でも石灰岩は産出されています。
同様に各国から輸入された漆喰関連製品も数多くありますね。
色々とお聞きする中ではアルプスの石灰岩は日本のそれと比べ、大変純度が高いのだとか。


…冗談ではありません。資源を持たないニッポンにおいて自給できる唯一の鉱物が石灰岩。
様々な産業を支えてきた製鉄において高い水準を保ってきたのは、まさに不純物の少ない石灰岩が豊富に産出されてきたからなんです。

良質であるがゆえに海外への輸出も行われている我が国の石灰岩。
決してバカにできるものではありませんよ。