全国を廻りながら…欠かせない訪問先があります。
それが、原料となる伝統素材の生産や加工にたずさわる方々のもとをお邪魔することです。
この数日間に歴訪したのは海藻に関わる方々。
左官の世界では土や漆喰、モルタルなどにも使われている大切な素材。染色にも、着物の糊付けにも、と様々な分野で使われてきた伝統素材です。
それぞれお邪魔して、「今」と「今後」をお聞きして参りました。定期的にお邪魔していますが、様々な情勢に影響されやすい素材でもあるので…また状況が変わっていました。
(さすがに、そのオハナシはココでは書けませんね。内緒話にしておきます。)
加えて「昔」。これまでの歴史についても新たなお話をご教示いただきました。
とにもかくにも海藻。その素材の確保、目利き、加工、調整…この道の専門家がいなければ、それを使う業界の方々は何も出来なくなるんです。
誰もがこの素材を大切に、欠かさず使い続けるように。
大切な素材を残すためには箱に入れて保存するのではなく、使い続け、求め続け、作り続けることが必要なんです。
そして、作る人々も、生産する会社も健康でありますように。