「土木遺産」といいつつ今も現役の石橋を大分県竹田市でくぐり抜けたわけです。

2014/01/31

日々雑感

本日は九州を横断中…急ぎ足で通り抜ける道の上に、なんだかステキな石橋です。全容を写しきれませんでしたが、なんと6連アーチ。しかもなかなかの古さです。


ふと車を停めて、写真を撮りつつ近付いていくと何やら銘鈑がありました。
「土木学会選奨土木遺産」???


土木学会選奨土木遺産とは公益社団法人土木学会により「土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に資することを目的」として、平成12年から始めた認定制度だそうです。
http://www.jsce.or.jp/

そして、急ぐ私の足を止めたのは「明正井路一号幹線一号橋」。
大分県で3つしか認定されていない土木遺産の一つでした。

長さ78メートル。大正13年に竣工した国内最大規模の石造アーチ橋だそうですね。

橋の目的は…農業用水。
谷の向こうの田や畑に水を送るための橋なんです。だから、こんな風景も。

川の上に架けられた橋を流れる農業用水。
豊かな水をさらに豊かに使いこなすヒトの知恵と努力の姿です。


ちなみに「遺産」ですけど、いまだ現役。
1919年からまだまだ現役の用水路として使われているんですね。