放置民家と引っ越し先 第5話

2014/02/19

放置民家

放置民家のオハナシ、もう何話かは以前の私のブログから。


「放置民家」をインターネットで検索してみてください。

 放置民家をgoogleで検索

ワタシの書いた記事以外の多くは「放置された民家」で事故や問題が起きている内容のものばかり。
放置民家とは「家主にホッタラカシにされている住まい」のこと。私が勝手にそう名付けた空き家のことです。

というわけで、おさらいのハジマリ。

    放置民家。数日前から「ウチの近所にあるよ~」とメッセージも入り始めました。
    ありがとうございます。

    でしょ?! あるんです。
    過疎が進む田舎には放置民家がいっぱい。
    そして、誰も住まないので数年で腐っていくんです。

    家って面白いもので、人が住んでいればそれなりに古くとも大丈夫。
    ところが、築10年くらいでも数年住んでいなければ朽ち始めてしまうんです。

    そうなったらもうそのままでは、誰も住みたがらない。
    生活感が無くなる…というより「生活する場所」には見えなくなる。
    という印象を受けています。

    「再生」してやるほか無くなるんですね。


    写真;UDのハッピーリフォーム

    で、再生できないままの住まいが放置されています。
    おそらく持ち主の方々にも「お荷物」になってるんです。

    そうなる前に…貸してくれないかな?というのが私のオハナシ。

    色々と聞いてみるとですね…
     「そのうち誰かに貸そうかと思っていたが…(そのまま)」
     「売るに売れなくて(売りたくなくて)…(そのまま)」
     「とりあえずお金を作って修繕してから貸そうかと…(そのまま)」

    といったケースが少なくありません。

    積極的に貸したいわけでもなく、それだけの需要もない過疎地域。
    そこでは「そのまま」の民家が今も朽ち果て続けているわけです。

    …だったらタダでも貸してくれればいいのに(笑)
    それが嫌だから朽ち果てさせているんでしょうけれど。


放置されたまま放っておけないのが自治体。
実際、「空き家条例」をもとに賃貸の紹介や助成を行っている市町村も多いです。
ワタシの住む大分県で探してみると…
結構ありますよね。
物件の写真を見てみると、住みやすそうな一戸建てが沢山。
移住した際の補助がある自治体も少なからずありますから、いっそのこと引っ越そうか?とも考えたくなります。

わざわざ苦しい住宅ローンを組んで、無理した場所に無理して暮らすなら、「ちょっと田舎で借家暮らし」というのも良いかもしれません。

都会で小さなマンションに数千万。
田舎なら一戸建て、駐車場、畑までついて、そのマンションの月々のローンの半額以下の物件も(笑)

 どちらを選ぶのかは自らの価値観ですね。