海と暮らしてきた歴史が、一目でわかる町に。

2014/05/02

日々雑感

先日の出張で丹後半島へ。
ココまで来たのならばせっかくだから…と、足を伸ばして伊根町まで行ってきました。

憶えていらっしゃるかたは、NHKの朝ドラ「ええにょぼ」の舞台となった町といえばピンと…来るのでしょうか?

とにもかくにも、ご覧のとおりの海の町。風景の美しい町です。


そして、伊根町といえば有名な「舟屋」。
わかりますか? 海に面したほとんどの家屋が妻入りで、一階が車庫のようになっています。




で、近寄ってみればご覧のとおり。
舟屋は名の通り、船の小屋がそのまま住まいになったもの。海から直接、家に船を着けられるんです。


よく見ると、一つ一つの家のカタチも新しさも、それぞれ違いますね。
さらに、ほとんど空き家が無いようですね。どの家もまだまだ「現役」で使われていることが、また、素晴らしいことだと思います。


船が居並ぶ湾内を見ても、まだまだ漁師さんが元気そうな様子です。


と、町はずれには木造船が製作中。船大工さんの残っていることにも感動です。


伊根は京都と大陸とをつなぐ交易の港として、大変古い歴史がある場所です。
伝説としては秦の始皇帝の命を受けた徐福が不老不死の薬を求めてやってきたとか。

というわけで、一度は訪れてみたい「伊根の舟屋群」。
京都駅からクルマで約130キロ。約2時間30分の道のりです。