「歴史的風致維持向上推進等調査」ってなんだろう

2014/06/24

日々雑感

我が国には「歴史まちづくり法」という法律があります。
第一条 この法律は、地域におけるその固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動とその活動が行われる歴史上価値の高い建造物及びその周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境(以下「歴史的風致」という。)の維持及び向上を図るため、文部科学大臣、農林水産大臣及び国土交通大臣による歴史的風致維持向上基本方針の策定及び市町村が作成する歴史的風致維持向上計画の認定、その認定を受けた歴史的風致維持向上計画に基づく特別の措置、歴史的風致維持向上地区計画に関する都市計画の決定その他の措置を講ずることにより、個性豊かな地域社会の実現を図り、もって都市の健全な発展及び文化の向上に寄与することを目的とする。
この法律に基づき、平成21年から24年までに35の歴史的風致維持向上計画が認定されています。 http://www.mlit.go.jp/crd/rekimachi/nintei/nintei.html


さて、同様に行われているのが「歴史的風致維持向上推進等調査」。
この調査では、良好な景観や歴的街並みの形成における資金面、人材面、技術面等の共通課題に対応した取組の提案を募集し、優れた提案を実施することによって、その成果を全国的に広め、地域における良好な景観の形成や歴史的風致の維持及び向上の取組の推進を図ることを目的としています。

先日、平成26年度のこの調査の提案についての募集があり、選定された地域が発表されました。 http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000164.html

全国の地域からの提案の中、「伝統工法と現代工法の組合せによる歴史的建造物保全システムの構築」というテーマに北海道・芽室町からの提案が選択されたそうです。

北海道・芽室町。とうもろこし生産量日本一の町ですね。
これからどのような取り組みが行われるのか、楽しみです。