不動産屋さんで探せば?
― それだと面白くないんです、いろいろと。
2012年の2月、自らの引っ越し先を探し始めたのを契機に
貸家として流通していない空き家を「放置民家」と勝手に名づけ
イロイロと考えを巡らせました。
といわけで、当時のオハナシを振り返ります。
引っ越し先を探すワタクシ。
私が新居として暮らすのですが…これがなかなかどうして大変です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiysSOjJz3rxwnNIqDcgHdp_riLAe5EQ1ch_IsM7jhkrBzSqqZZClsv3yxzfEt-AJRNQEL-IGmSS5EPlN55fmQoXOlGarugLNL7pwTVMkM-T2DqETogTYodRq5J9UqDhqfVJT9HbljTJ0Y/s800/blog_import_4ff2bf62ec0c1.jpg)
これまで一人暮らしで住んだのは、
安い木造のアパートから鉄筋コンクリートのマンション、小さな一戸建て
…気が付けば14回ほど引越ししています(笑)
実は高校生の頃から下宿を始めて一人暮らし。
九州に戻ってからは、しばらく親元に居たんです。
で、久しぶりのお部屋探し…と思い立ちながら考えました。
全国で様々な対策が取られ始めている「空き家問題」。
私の住む大分でもそれは軽微な問題ではありません。
日本中に不動産会社の管理物件になっていない空き家が
過疎地域を中心に、かなりの数が存在するんです。
これを勝手に「放置民家」と呼ぶことにしました。
この「放置民家」になんとか住めないものか?
まずは私の住まい探し、そのチャレンジです。
私が住む大分県。
「地方」の多分に漏れず
ほとんどの市町村が過疎であるか、過疎地域を含んでいます。
要は人が減っているということです。
2008年の統計調査によれば大分県の住宅総数は約55万戸。
うち空き家は約8万戸。
空き家率でみると100軒に14軒が空き家ということになります。
不動産屋さんがそれら全ての物件を管理しているわけもなく
また、家の持ち主が管理できているわけもありませんので
家は…腐っていくばかりなのです。
で、問題となっているのが空き家の廃屋化ですね。
単なるデカいだけのゴミとなってしまった建物が
ご近所に多大なる迷惑をかけているわけです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjUBjJCdGEvaM0o5uPNxjRGQDIjDY7c7Dk-mlbJI7W0vwNsfSzZ8nrRwYvnoEnqzEyx_OeCFojW9dYbYPmvECbfZVW7jDSSYVvQmiMpYvu6Etncyuud-ISfO29d12N08zihAP87jVlecrM8/s800/a0001_001492_m.jpg)
で、大分県では2012年10月の国東市のものをはじめとした各市町村条例として
いわゆる空き家条例が施行され始めました。
2012年10月;「市空き家の適正管理条例」・国東市
2013年01月;「中津市空き家等の適正管理に関する条例」・中津市
2013年04月;「豊後高田市空き家等の適正管理に関する条例」・豊後高田市
「腐る前に、タダとは言わないが安く貸してくれたら嬉しいな~。」
というのが私の当初の想い。
実際、すぐには出てきませんが、
少しずつ不動産屋さん以外の方から「空き家」の紹介があったわけです。
この続きはまた後日。
というお話でした。
で、また現在、新たな引っ越し先を探しているワタシです。
どこかいいトコロが見つかるように応援してくださいね(笑)