2月8日と12月8日は事八日とされ
今日2月8日は事始め、12月8日は事納めとなります。
そんな今日、各地の淡島神社などで針供養が行われました。
折れた針を神社に納めたり、針を柔らかい豆腐やコンニャクに刺して供養し
裁縫の上達を祈るのです。
Konnyaku / FotoosVanRobin
もともと、昔の生活では裁縫は日々の家事の一つ。
現代で家事といえば、炊事、洗濯、掃除、買い物。
モノを大切にしていた時代には裁縫もその一つでした。
だから、針を供養する。
…折れるほど針を使うこと、現代では考えられませんよね。
同様に、職人さんは今でも道具を大切にします。
刃物供養、包丁供養…
左官職人さんは鏝(こて)を供養するために、鏝塚(こてづか)を建てたりしていますね。
向上心を道具に託し、モノを大切にする心。
本当に大切なコトですよね。
ちなみに蒟蒻(こんにゃく)。コンニャクいもから作られるってご存知ですか?
仕上げにアクを抜く時には
石灰が使われていることも、なかなか知られていないオハナシです。