お掃除に手間をかけるということ。

2015/04/22

日々雑感

お身拭い、煤払いなど、我が国の伝統行事にはお掃除も。

日光東照宮で春の例大祭の前に行われるのが「栗石返し」。

今年は今度の日曜日、4月26日に開催されるそうですね。
http://www.city.nikko.lg.jp/nikko-kankou/kankou/nikko/event/kuriishikaesi.html

陽明門をはじめ建物や細工ばかりに目が行きますが
日光東照宮
日光東照宮 / Kentaro Ohno


今回は足元。沢山の石が敷かれていますね。
日光東照宮
日光東照宮 / Richard, enjoy my life!


460万個の石を一つ一つ手で。
葉や枝を取り払い、春の例大祭にそなえます。


「手間をかける」ことが当たり前であり、
それによって出来上がる美しさを知っているからこそ…

我が国の素晴らしい文化の一つだと思います。

「分かっている」と考えながら、どこかで効率を求めていませんか?
文化財や史跡などで、「はるか昔になぜこんなことができたのか?」と
考えることはありませんか?

時間と作業、つまり、手間暇を惜しまず、
地道にやれば出来たことなのかもしれません。

それが当たり前だった素晴らしさ、感じてみましょう。