ふと気づくと「スマートハウス」って言葉、聞かなくなりましたね。
無くなったのではなく、それだけ浸透したということのようです。
「スマートハウス」。
その概念は、地域や家庭内のエネルギーを最適制御する住宅。
ですが一般には「省エネで低価格の住宅」と捉えられているようです。
こうなってはもう「建築」の次元ではありませんね。
これでは「中小工務店」がどれだけ頑張っても
太刀打ちできるわけがありません。
これまでの「住宅」とスマートハウスとしてのお買い物に払う金額はおそらくほぼ同額。
払うんでしたら、技術も名前も信用できる「産業製品」を選ぶことでしょう。
プレハブ住宅が一斉に花開いたのが今から半世紀近く前。
当時は現在と同様、「工業化住宅」として注目されたものでした。
さあ、私たちはどちらを選択するのでしょうか。
未来の電気製品のような住宅か?
それとも、素材と技が残っていく住宅か?
残していきたいものですね。