ペンキも伝統素材の一つといえるのか?

2015/07/08

伝統素材

今日はコレのお話。 …ペンキです。


今日は、我が国にペンキがやってくるきっかけになった日なんです。

で、そもそもペンキって何でしょう?

家などにペタペタ塗るアレのことですが、それらは一般に「塗料」と呼ばれます。
建築の分野では、ペンキとは、「油性塗料」のことをさしていう言葉なんです。

で、油性塗料とは
「油に着色するための粉を混ぜ、それが酸化して固まるもの。」です。

それまで、塗るものといえば、柿渋や漆くらいしか無かった我が国に
ペンキがやってきたきっかけが…このヒト。


ペリーさんですね。

1853年7月8日、

 泰平の眠りを覚ます上喜撰たつた四杯で夜も眠れず

の狂歌のとおり、平和なニッポンにやってきたのが4隻の黒船。
そりゃ慌てたでしょうね。


この後1854年、
アメリカ使節団との交渉の場として用意された横浜応接所に、
使節団のメンバーから習いながら調合して塗られたのが、
我が国初のペンキだとされています。

ということは、160年の歴史。
そろそろ伝統素材と呼び始めても良い素材なのかもしれませんよ。