おそらく石川県でしか入手できない包丁がある。

2016/05/28

日々雑感

今日は全国古民家再生協会の北信越地区会員大会。
残念ながら参加することは出来ませんが、せっかくなので開催地・石川県へちなんだお話を。

おそらく、石川県でしか手に入らない包丁があるんです。

 その名は「かわとり包丁」。

変な名前でしょ?実はその名の通り、皮をむくための包丁です。
石川県の鶴来打刃物。鶴来(つるぎ)の名の通り、剣(つるぎ)をはじめ様々な刃物を打っていた鶴来町。そこで唯一造られているのがこの包丁なんです。


そもそもは柿の野菜や果物の皮を剥いて比べてみればよくわかるんです。
皆さんが使っているのは普通の包丁?それとも楽ちんにピーラー?

私がオススメするのは一番右の「かわとり包丁」。


この包丁、ご覧のとおり手にスッポリ入るサイズで、指先を使ったコントロールもしやすいですし、軽いので全く疲れもありません。何より鋼がしっかりしているので、気持ちよく皮が剥けていきます。微妙な力加減が必要なサトイモの皮むきなどにうってつけですね。

イイでしょ?!この包丁。

もともと包丁には色々な種類があるんです。魚をおろすための包丁、刺身を引くための包丁、菜切り包丁、そして皮をむくための包丁。

もともと「道具」は様々な用途に合わせて造られていたものなんです。


欲しいですか?どうやら、もう数軒でしか販売されていないとのこと。
通販にも出ていないんですよ。残念ながら簡単には手に入らないようです。