「システムキッチン」って和製英語だったんですね。 今日は台所のお話。

2016/06/30

古民家鑑定士

突然ですが、今日は「台所」のお話。
古民家用語でいうところのだいどこ(=台所)とは原則としてカマドがおかれている部屋をいいます。ちなみに台所の「台」は台盤という食事を載せる台が語源だということのようです。

というわけで、ムカシの台所をご紹介。

コチラは「揚屋」の台所。揚屋とは、江戸時代のオトナの遊び場ですね。

ちなみに揚屋と茶屋、同じものではありません。
揚屋は宴会料理をつくる台所がありますが、茶屋の料理はお取り寄せだったんです。
なので、揚屋は現在の料亭のもととなったともいわれています。

だから、宴会バッチ来い!! というくらい揃った5連釜。
左官さんのワザの結晶ですね。


手前の4つは…グリル? まあ、何にせよ贅沢なコンロです。


井戸の横の洗い場も広いですね。


「流し台」というコトバがしっくり来ますね。


同じ台所でも現代のものと比べると…?
厨房1_resize
厨房1_resize / foxmachia


なんだか昔の台所で作られる料理の方が美味いのかも?!
と思ってしまうアナタもきっとニッポン人。

美味しいかまどの御飯が好きなハズです。