おもに左官用として使われている石灰は「塩焼き」という、
江戸期からの伝統製法で石灰岩を焼くことで作られます。
その塩焼きに欠かせないのが、その石灰岩を焼く窯(かま)。
上の写真は下の図の一番上、投入口のもの。
石灰を焼いている会社さんで大きさなどが異なりますが
穴の上にある入口から数メートルほど下で燃焼させながら、
3日ほどかけてゆっくりゆっくり焼くんです。
中から吹き上がる煙。
石灰岩が熱分解され、生石灰と二酸化炭素に分かれます。
ただ、絵のようにエントツの上と同じですから、
燃えれば燃えるほど二酸化炭素、一酸化炭素などのガスが出て来ます。
コチラは特に窯の調子が良いようで、沢山ケムリが出ている動画です。
こんな時は結構ガスが出ているそうで、撮影する側も気をつけないと大変です。