今日11月3日はハンカチの日。それにまつわる伝統のオハナシ。
さて問題です。ハンカチのカタチは?
正方形ですよね。ビシッと真四角。麻や綿、ガーゼやタオル地など生地も様々ですが、真四角。
実は理由があるんだそうです。
国王ルイ16世時代の18世紀のフランス。当時とても高価だったハンカチーフ、それはファッションの一部だったそうです。
で、当時のファッションリーダーだったのがマリー・アントワネット。
王妃の願いによって国王が「ハンカチは四角」という政令を定めたんです。
それが現代まで伝わってきたんですね。それも伝統。面白いものです。
ちなみにハンカチの起源ってご存知ですか?
handkerchief =hand+kerchief =手のカーチフという意味です。
平たく言えば「手ぬぐい」と同じことですね。
ネッカチーフというものもありますよね?
それは
neckerchief =neck+kerchief =首のカーチフ。
手ぬぐいを首に巻いていたので、そんな名になるわけですね。
ちなみにカーチフとは頭を覆う四角い大きな布。ヨーロッパの農耕地域の民族衣装などで多くみられます。バンダナはその小さいものと考えてよいみたいですね。
Woman in Belgian Field (LOC) / The Library of Congress
どうでしょう?布1枚にもいろんな伝統があるんです。
ちなみにハンカチのことをロシア語ではносовой платок
…鼻拭きという意味です。寒い国だからでしょうね。