носовой платок は英語で handkerchief と訳してもよいか???

2016/11/03

日々雑感

今日11月3日はハンカチの日。それにまつわる伝統のオハナシ。

さて問題です。ハンカチのカタチは?




正方形ですよね。ビシッと真四角。麻や綿、ガーゼやタオル地など生地も様々ですが、真四角

 実は理由があるんだそうです。

国王ルイ16世時代の18世紀のフランス。当時とても高価だったハンカチーフ、それはファッションの一部だったそうです。

で、当時のファッションリーダーだったのがマリー・アントワネット。
王妃の願いによって国王が「ハンカチは四角」という政令を定めたんです。

それが現代まで伝わってきたんですね。それも伝統。面白いものです。


 ちなみにハンカチの起源ってご存知ですか?

handkerchief =hand+kerchief =手のカーチフという意味です。
平たく言えば「手ぬぐい」と同じことですね。

ネッカチーフというものもありますよね?

それは
neckerchief =neck+kerchief =首のカーチフ。
手ぬぐいを首に巻いていたので、そんな名になるわけですね。

ちなみにカーチフとは頭を覆う四角い大きな布。ヨーロッパの農耕地域の民族衣装などで多くみられます。バンダナはその小さいものと考えてよいみたいですね。
Woman in Belgian Field (LOC)
Woman in Belgian Field (LOC) / The Library of Congress


どうでしょう?布1枚にもいろんな伝統があるんです。

ちなみにハンカチのことをロシア語ではносовой платок
…鼻拭きという意味です。寒い国だからでしょうね。