- 710年 平城京(なんと りっぱな平城京)
- 794年 平安京(なくよ ウグイス平安京)
都を移した歴史、つまり遷都の歴史で有名な2つですが…
我が国の「京(みやこ)」を移したのはそれだけではありません。
有史上、こんなに都は移されているんです。
wikipedeaより引用
都市名 | 現在の地名 | 在住期間 | 主な天皇 | 副都、その他 |
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泊瀬朝倉宮(はつせのあさくらのみや) | 奈良県桜井市 | 456年 - 480年 | 雄略天皇 | |
磐余甕栗宮(いわれのみかくりのみや) | 奈良県桜井市 | 480年 - 485年 | 清寧天皇 | |
近飛鳥八釣宮(ちかつあすかやつりのみや) | 奈良県明日香村 | 485年 - 488年 | 顕宗天皇 | |
石上広高宮(いそのかみひろたかのみや) | 奈良県天理市 | 488年 - 498年 | 仁賢天皇 | |
泊瀬列城宮(はつせのなみきのみや) | 奈良県桜井市 | 498年 - 507年 | 武烈天皇 | |
樟葉宮(くすば) | 大阪府枚方市 | 507年 - 511年 | 継体天皇 | |
筒城宮(つつきのみや) | 京都府京田辺市 | 511年 - 518年 | 継体天皇 | |
弟国宮(おとくにのみや) | 京都府長岡京市 | 518年 - 526年 | 継体天皇 | |
磐余玉穂宮(いわれのたまほのみや) | 奈良県桜井市 | 526年 - 532年 | 継体天皇 | |
勾金橋宮(まがりのかなはし) | 奈良県橿原市 | 532年 - 535年 | 宣化天皇 | |
檜隈廬入野宮(ひのくまのいおりの) | 奈良県桜井市 | 535年 - 540年 | 宣化天皇 | |
磯城島金刺宮(しきしまのかなさしのみや) | 奈良県明日香村 | 540年 - 572年 | 欽明天皇 | 橘の宮(橘寺) |
百済大井宮 | 大阪府河内長野市・奈良県広陵町・大阪府富田林市・奈良県桜井市など諸説あり | 572年 - 575年 | 敏達天皇 | |
訳語田幸玉宮(おさたのさきたまのみや) | 奈良県桜井市 | 575年 - 585年 | 敏達天皇 | |
磐余池辺雙槻宮 | 奈良県磯城郡 | 585年 - 587年 | 用明天皇 | |
倉梯柴垣宮 | 奈良県磯城郡 | 587年 - 593年 | 崇峻天皇 | |
飛鳥豊浦宮 | 奈良県明日香村 | 593年 - 603年 | 推古天皇 | |
飛鳥小墾田宮 | 奈良県明日香村 | 603年 - 630年 | 推古天皇 | |
飛鳥岡本宮 | 奈良県明日香村 | 630年 - 636年 | 舒明天皇 | |
田中宮 | 奈良県橿原市 | 636年 - 640年 | 舒明天皇 | |
百済宮 | 奈良県広陵町 | 640年 - 642年 | 舒明天皇 | |
飛鳥小墾田宮 | 奈良県明日香村 | 642年 - 643年 | 皇極天皇 | |
飛鳥板蓋宮 | 奈良県明日香村 | 643年 - 645年 | 皇極天皇 | |
難波長柄豊碕宮 | 大阪府大阪市 | 645年 - 655年 | 孝徳天皇 | |
飛鳥板蓋宮 | 奈良県明日香村 | 655年 - 655年 | 斉明天皇 | 難波長柄豊碕宮 |
飛鳥川原宮 | 奈良県明日香村 | 655年 - 656年 | 斉明天皇 | 難波長柄豊碕宮 |
後飛鳥岡本宮 | 奈良県明日香村 | 656年 - 661年 | 斉明天皇 | 難波長柄豊碕宮 |
朝倉橘広庭宮 | 福岡県朝倉市 | 661年 - 661年 | 斉明天皇 | 難波長柄豊碕宮 |
難波長柄豊碕宮 | 大阪府大阪市 | 661年 - 667年 | 孝徳天皇 | |
近江大津宮 | 滋賀県大津市 | 667年 - 672年 | 天智天皇-弘文天皇 | 難波長柄豊碕宮 |
飛鳥浄御原宮 | 奈良県明日香村 | 672年 - 694年 | 天武天皇-持統天皇 | 難波長柄豊碕宮 |
藤原京 | 奈良県橿原市 | 694年 - 710年 | 持統天皇-文武天皇-元明天皇 | |
平城京 | 奈良県奈良市 | 710年 - 740年 | 元明天皇 | 難波京 |
恭仁宮 | 京都府木津川市 | 740年 - 743年 | 聖武天皇 | 難波京 |
紫香楽宮 | 滋賀県甲賀市 | 743年 - 744年 | 聖武天皇 | 難波京 |
難波京 | 大阪府大阪市 | 744年 - 745年 | 聖武天皇 | |
平城京 | 奈良県奈良市 | 745年5月 - 784年 | 聖武天皇 | 難波京、保良宮、由義宮 |
長岡京 | 京都府向日市、長岡京市、京都市 | 784年 - 794年 | 桓武天皇 | |
平安京 | 京都府京都市 | 794年 - 1180年 | 桓武天皇 | |
福原京 | 兵庫県神戸市 | 1180年6月 - 1180年11月 | 安徳天皇 | 平安京 |
平安京 | 京都府京都市 | 1180年 - 1868年 | 安徳天皇 | |
(南朝)吉野行宮 | 奈良県吉野町 | 1336年 - 1348年、1373年 | ||
(南朝)賀名生行宮 | 奈良県五條市 | 1336年・1348年 - 1351年・1352年 - 1354年・1373年 - 1392年 | ||
(南朝)天野行宮 | 大阪府河内長野市、金剛寺 | 1354年 - 1359年 | ||
(南朝)住吉行宮 | 大阪府大阪市 | 1360年 - 1373年 | ||
東京 | 東京都千代田区 | 1868年5月 - | 明治天皇 | ※京都を首都と解する立場がある(東京奠都は都を東京に遷すものではないとの解釈) |
今日12月27日は、遷都の日。
持統天皇によって694年、飛鳥浄御原宮から藤原京に遷都された日であり、桓武天皇によって784年、平城京から長岡京に遷都された日です。
新宿副都心、さいたま新都心、さらには大阪「都」構想なんてものもありますね。
今も昔も「首都機能」の移転は大変なコトです。
ところが、歴史上、都の引越しでは政府機関の移転だけでなく、様々なものが移されてきました。
藤原京から平城京への遷都の際には、四大寺と呼ばれた大安寺、薬師寺、興福寺、元興寺などもそれぞれ移転。
我が国最古とされる元興寺さんの飛鳥時代の瓦や木材も、全て今の場所に運ばれて再利用されているものなんです。我が国の「建築」というものは、全て再利用出来るものであったことが良く分かるオハナシですね。
最古の瓦
最古の木材
ちなみに元興寺さんは元は「法興寺」。今の飛鳥寺さんです。
「仏法が興った寺」の名の通り、我が国最古の本格的寺院でした。