関係ないと思う方も多いでしょうが、大切なこと。
白い粉。ホワイトセメントと呼ばれるものです。
色が白いだけで、あとは普通のセメントと同じもの。で、…高価。
なので、白い必要性がある場所で使われてきたわけですが…需要が激減。国内販売量がピーク時の10分の1まで減ったとか。
唯一国内で生産していた会社がありましたが、とうとう閉鎖。
ニッポン製のホワイトセメントは1916年から100年の歴史を閉じました。
で、その代わりとしてタイ国のサイアムホワイトセメント社から輸入されることになったのですが…
― どう違うんでしょう?
というわけで、入手して比較してみました。国産最後のものと初輸入品。
白い紙をあてると色の違いも分かりやすいですね。
(ちなみにどっちがどっちか? それはヒミツ。セミナーなどでその違いを説明しますね。)
なにより、我が国で100年の歴史を築いた素材が無くなったこと、これが何を表しているのか、しっかりと受け止めて考えねばなりません。