2017年8月5日土曜日

新たな文明は石灰とともに
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今日は世界の文明にのこされた壁画の写真から。

まずは古代エジプト文明。
ファラオ・ラムセス2世の寵愛を一身にうけ、その美しさは伝説に残っている古代エジプトの王妃、ネフェルタリ。その姿が墓所に描かれたものが、コチラの壁画です。
Nefertari

エジプト古代史ファンだけでなく、どこかで見たことがある方も多いことでしょうね。
このようなエジプトの壁画の多くは、岩肌に直接ではなく、漆喰が塗られてから描かれているんです。

次はギリシア文明。
こちらはミノタウロスの伝説がのこるギリシア・クレタ島のクノッソス宮殿に描かれたイルカの壁画。剥げている周辺を見ても分かりますが、こちらも漆喰が塗られてから描かれています。



こちらは中国文明。
シルクロードの主要都市であった敦煌の莫高窟の壁画。石窟の表面に漆喰を塗り、描かれた多くの壁画が有名ですね。
敦煌莫高窟


様々な世界の文明に共通しているのは、ほぼどの文明も石灰を下地とした壁画や天井画が描かれていることです。

それらの漆喰は私たちが知るニッポンのものとは異なり、石灰と砂を混ぜた石灰モルタルがほとんどです。

 文明が花咲くところ石灰あり。といっても言い過ぎないでしょうね。

そして近年、新たな文化文明がはじまったのが大分県佐伯市。




2つのフレスコ天井画はもちろん、石灰に描かれたものです。
新たな文明の花が咲き誇りますように。