今年も 土佐の日

2017/10/03

漆喰

10月3日。新たな記念日として「土佐の日」。10(と)3(さ)ですね。なるほど。

さて、土佐と聞いて連想するモノは?
伝統素材を伝承していくために

坂本龍馬…と云いたいところですが、伝統素材について書かせていただきます。
それが、荒ぶる黒潮と戦い続ける漆喰「土佐漆喰」です。

さて、土佐漆喰といえば中脇先生

中脇先生が説明されている内容によれば、土佐漆喰が出来たのは幕末~明治か?とのこと。ちょうど坂本龍馬が活躍している時代に作り上げられていたようですね。

そんな土佐漆喰の原料は地灰と呼ばれる塩焼き消石灰とワラ。その2つだけ。原料の仕込みから半年近くかけて造られる、この伝統素材の魅力は、その素材だけではありません。
土佐漆喰は、素晴らしい土佐の技があってこそ。
伝統素材を伝承していくために

技巧を尽くされたこの仕上げ。
これこそが土佐漆喰が土佐漆喰と呼ばれる所以でもあると考えます。

豪快かつ繊細。土佐の人々の魅力も同じです。

土佐の伝統は“いごっそう”と“はちきん”。
高知へ行くたびにお会いしているご夫婦もまさにその呼び名に相応しく。

人の心も伝統素材。
今年も「土佐の日」、おめでとうございます。