2018年4月8日日曜日

ツナグというコト
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完成から4年。大分県佐伯市に2014年に完成した巨大な天井画があります。

フレスコ画。中世ヨーロッパにつくられたそれと同じように、何百年もその姿を保ち続けられる伝統の技法で描かれました。

この天井画は、建築主さんによる「未来へのたすき」という願いのとおり、小さな子が描いた絵が大人の手で天井画に代わり、さらにそれは、元の絵を描いた幼い子供たちが年老いてもなお、美しい姿を保ち続けるんです。

まさに未来へのたすき。未来へのメッセージなんです。


さてニッポンには過去から未来へメッセージを伝える伝統的な方法があります。
古民家をはじめとする伝統建築には過去からのメッセージが残されているんです。

それの一つが「棟書き」というものです。
大工の棟梁による未来へのメッセージですね。


文化財などの修復工事にあたり、ニュースでは、しばしば大昔の職人さんが何かの落書きを残していたなどという逸話が。

さて、そんな過去からのメッセージ。
古くから遺されてきた建物には数多く残っているものですね。

以前も紹介しましたが奈良・元興寺さんで公開された飛鳥時代の瓦。


飛鳥時代からのメッセージが分かりますか?

桶の跡。叩いた痕。そして巻かれていた布の模様。専門家でなくとも、それらから当時の瓦造りの様子が思い浮かびますよね。


小屋裏に残されていた「舞鶴」。
左官さんの遊びなのか?それとも?


私たちも、「確かな」メッセージを未来に残していきたいものです。