2018年7月6日金曜日

殺し屋の季節
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「殺し屋参上」。穏やかでないメッセージですね。


実はこれ、害虫駆除会社さんの登録商標なのだそうです。

九州・鹿児島市の中心街へ行ったことがある方は必ず目にする看板、大変特徴的ですね。


殺し屋は駆除会社さんのこと?それともシロアリのこと?

木の住まいにとってシロアリは致命傷になりますね。
しっかりと駆除しなければなりません。

お気づきですか?
虫の多い季節…シロアリ駆除のコマーシャルや広告も多いですよね。

この季節…ブーム?(笑)
他の昆虫もそうですが、一番活発に動き回る季節なんですね。


さて、100年近く前の住宅を見てみましょう。

壊して新築するほうが簡単なのでしょうけれど、家主さんはあえて今のモノを遺す選択をしました。
理由は省エネ、エコ、環境貢献?

 …ただそれだけではないですね。

100年。

太い構造材として使われている木材は、今からが本当に強くなる時期。皆さんの常識とは異なり、木は切ってから何十年も経ったものの方が丈夫なのです。ある説では樹齢100年の木は切ってから100年後が一番強いとか。

 ― ただし、木は腐るし虫に食われるし…ということが悩みのタネですね。

そんな古民家で実際にシロアリの被害について見てみましょう。
改修工事が行われた際に現場で見つけた事例です。

見るからに湿っぽい木材。


よ~く見てみると…あ、居た。シロアリが行進しています。


光を嫌うシロアリ。こうして動いている姿を見るのは珍しいことです。改修の途中だからこそ見られる姿でした。当然、食われたところはしっかり駆除し、傷みが激しい部分の交換などを行ってから、工事は進められました。


さて、このシロアリ。我が国には20種近いシロアリが生息します。その中で木材を食い荒らし、住まいに害を加える「害虫」と言われるのはヤマトシロアリとイエシロアリの2種。…と某教本で習ったのですが、実際にはダイコクシロアリとアメリカカンザイシロアリを加えた4種が挙げられます。

家を食べない(!?)他のシロアリは、森や林の中などで枯葉や枯れ木などを食べて生息しています。シロアリが食べ、そのフンをアリの体内のバクテリアが食べ…と、自然のサイクルの一つとして機能しているのです。

自然の分解作用の一つなのですね。私たちの美徳は自然と共生すること。
アリに家を食われても、自然の姿だからと納得…できませんよね。

でも、心配になるのは使用される防蟻剤が「人体に配慮」されたものなのかどうか?
虫が生きていけないのに、ヒトに大丈夫…都合が良すぎませんか?

心配になった方は本当の専門家に相談してみましょう。