たぶん余ってるけど…貸されていない民家

2019/02/16

放置民家

「放置民家」シリーズ、もうちょっとだけ、以前のオハナシを続けます。


    「たぶん余ってるけど…貸されていない民家。」

    それを放置民家と(私が勝手に)呼んでおります。 

    合掌造り@上平村東赤尾 2 / tsuda


    そもそも何で貸し家じゃないのかな?という疑問が昨日からの続き。
    ウチの町…不動産屋さんが1軒しかないんです。
    …ちなみに私は「無い」と思ってました(笑)

    そこそこの規模の企業もありますし、転勤する方も居ますが

    そういった方々は「社宅」にお住まいです。
    他に住まいを探す方々といえば…転勤のある公務員。
    おまわりさんとか学校の先生とか。
    以前はそういった方々は「紹介」で住まいを探していたんです。
    大家さんを紹介してもらって、交渉して住む。
    「ウチに若いのが入るんだが、誰か大家さん居ないかな?」といった感じで。

    いたってシンプルな探し方ですが…

    需要から考えても流通する「物件数」はごく限られたものですね。
    おらが町は「賃貸経営」というものが成立していない町のようです。

    さて、では…

    貸されていない住まいは
     「紹介されていない」
     「周りに『貸す』と知られていない」
     「そもそも貸したくない」
     「『貸す』なんて考えても見なかった」
    という可能性があるわけです。

    う~ん、実際のところどうなんでしょう。


    …と引っ張りつつ次回へ持ち越します。


<2013年のツブヤキ>
不動産屋さんが居ない。
どこかに物件があるに違いない。
結局、探す方法は地元のつて。顔の広い方に頼ったり、空き家を持っていそうな方に尋ねてみるほかありませんでした。
で、紹介された方々に訊いてみると、結局のところ
 「身内の誰かがそのうち帰ってくるから」
 「ちょっと手を入れて自分で使おうと思ってる」
という方はまだ良い方で、ほとんどはやはりそのまま「放置」していたんです。


残念なことに現在も「空き家バンク」がしっかりと機能しているところ、自治体が一生懸命取り組んでいるところは、国内でも数えるくらいしか無いそうです。

それでも国策として取り組まれたのが中古住宅の流通。国土交通省の主導で12の各地区におかれた「中古住宅流通促進協議会」。

各地区での取り組みについてはコチラが分かりやすいのでゆっくりお読みください。
 全国12協議会事業者間連携の取り組み総括 価値総合研究所


でも、どうでしょう?
皆さんのお近くで中古住宅、その流通は増えていますか?

という疑問も今後のオハナシ。