礎石と光付け

2019/10/27

古民家鑑定士

古民家鑑定士として建物の良し悪しを判断するポイントの一つに「ひかり付け」を見ることがあります。ひかり付けとは、建物の土台として支える部分を礎石(そせき)の凹凸に合わせて加工すること。

この部分です。


礎石は字のごとく、礎(いしづえ)となる石。

その上に建物は建てられていきますから、隙間どころか傾きさえ、あってはならないものです。

そんな加工の様子、見たいですよね?
そんな方は迷わず、名古屋城本丸御殿ホームページへ。

「本丸御殿動画ギャラリー」というコーナーに
その作業の様子も含め様々な作業風景が公開されています。
文字を読むより、その様子を見た方がしっかりと分かる。
知識より見識ですよね?!

また、礎石と云えばこんなものも。

ずらっと並んだ礎石。



数年前の奈良の興福寺さんでの写真です。

まだ観に行くことができないのですが、完成した姿は、先ほどの礎石に立ち並ぶ柱の数々。
はやく行きたいですね。