ヒカリヅケ

2020/10/27

日々雑感

古民家鑑定士として建物の良し悪しを判断するポイントの一つに「ひかり付け」を見ることがあります。ひかり付けとは、建物の土台として支える部分を礎石(そせき)の凹凸に合わせて加工すること。

この部分です。


礎石は字のごとく、礎(いしづえ)となる石。

その上に建物は建てられていきますから、隙間どころか傾きさえ、あってはならないものです。

そんな加工の様子、見たいですよね?
そんな方は迷わず、名古屋城本丸御殿ホームページへ。

「本丸御殿動画ギャラリー」というコーナーにその作業の様子も含め様々な作業風景が公開されています。文字を読むより、その様子を見た方がしっかりと分かる。知識より見識ですよね?!

また、礎石と云えばこんなものも。

ずらっと並んだ礎石。



数年前の奈良の興福寺さんでの写真ですが、実際にこの礎石に立ち並ぶ柱の数々。
こんな建物が建っていたんですね。