- 「たぶん余ってるけど…貸されていない民家。」
それを放置民家と(私が勝手に)呼んでおります。
合掌造り@上平村東赤尾 2 / tsuda
そもそも何で貸し家じゃないのかな?という疑問が昨日からの続き。
ウチの町…不動産屋さんが1軒しかないんです。
…ちなみに私は「無い」と思ってました(笑)
そこそこの規模の企業もありますし、転勤する方も居ますが
そういった方々は「社宅」にお住まいです。
他に住まいを探す方々といえば…転勤のある公務員。
おまわりさんとか学校の先生とか。
以前はそういった方々は「紹介」で住まいを探していたんです。
大家さんを紹介してもらって、交渉して住む。
「ウチに若いのが入るんだが、誰か大家さん居ないかな?」といった感じで。
いたってシンプルな探し方ですが…
需要から考えても流通する「物件数」はごく限られたものですね。
おらが町は「賃貸経営」というものが成立していない町のようです。
さて、では…
貸されていない住まいは
「紹介されていない」
「周りに『貸す』と知られていない」
「そもそも貸したくない」
「『貸す』なんて考えても見なかった」
という可能性があるわけです。
う~ん、実際のところどうなんでしょう。
…と引っ張りつつ次回へ持ち越します。
<2013年のツブヤキ>
不動産屋さんが居ない。
どこかに物件があるに違いない。
結局、探す方法は地元のつて。顔の広い方に頼ったり、空き家を持っていそうな方に尋ねてみるほかありませんでした。
で、紹介された方々に訊いてみると、結局のところ
「身内の誰かがそのうち帰ってくるから」
「ちょっと手を入れて自分で使おうと思ってる」
という方はまだ良い方で、ほとんどはやはりそのまま「放置」していたんです。
残念なことに現在「空き家バンク」がしっかりと機能しているところ、自治体が一生懸命取り組んでいるところは、国内でも数えるくらいしか無いそうです。
それでも国策として取り組まれたのが中古住宅の流通。以前、国土交通省の主導で12の各地区に「中古住宅流通促進協議会」もおかれました。
でも、どうでしょう?
皆さんのお近くで中古住宅、その流通は増えていますか?
という疑問も今後のオハナシ。