現代の名工 2022

2022/11/26

日々雑感

11月14日、今年も厚生労働省より各分野で優れた技能、業績を持ち、その道の第一人者とされる「現代の名工」に選ばれた方々が表彰されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28876.html



「現代の名工」は1967年各界の技能水準向上のために創設されたもので、毎年秋に150名が選ばれています。様々な分野からの名工が選出されていますが、今年もその発表資料より、左官に関連する方々を抜粋してご紹介します。

今年は2名の左官さんが名工が選ばれました!!
お名前技能功績の概要
木村 一幸 さん江戸の七代目左官職人として、左官の伝統工法全般に通じ、中でも竹小舞下地(たけこまいしたじ)工法、水捏ね(みずごね)仕上げ工法、漆喰磨き(しっくいみがき)工法の技能に優れている。そのような伝統工法により様々な建物の施工や、「ものづくりマイスター派遣事業」「ものづくり・匠の技の祭典」等の国や都の事業に左官職人として参加協力している。「ものづくりマイスター派遣事業」により子どもたちに、「左官伝統工法を見る講習会」等により若年左官技能者に左官の指導をしている。
田村 直敏 さん左官技能者として長年にわたり現場業務に従事し、伝統工法である漆喰塗りに優れた技能を有している。外壁漆喰塗り工事において、ひび割れ防止の為の様々な工夫を行い、ひび割れする事なく、完成度の高い漆喰壁を仕上げた。また、新潟県左官技能士会会長並びに新潟県技能士会連合会会長として、技能士の技術向上及び人材育成に尽力している。

今年も左官の技術に秀でた方々が選ばれたこと、とてもうれしく思います。
ご紹介させていただいた左官のみなさん、そして他の受賞者の方々、本当におめでとうございます。