最近、節穴(ふしあな)って見ることが少なくなりました。
フシアナ。「お前の眼はフシアナか~!」のフシアナです。
それでも「節穴」というものがどんなものか想像つかない方もいるかもしれません。
これがどうやって出来るのか…?
樹木には必ず枝が生えますね。その部分なんですよ。
成長した木を切り出して、木材として使う際に枝があった場所には節(ふし)が残ります。
ところが、キレイな節として残る部分は、最後まで枝が残っていた部分。
逆に、日があたらなくなり枯れ落ちてしまった枝があった部分は、木の細胞がちゃんと繋がっていないため、節が抜け落ちてしまうことがあります。
それが死に節。その穴が節穴になるんです。
じゃあ死に節がある木材は使えない?
そんなことはありません。その際には穴と同じ大きさに削った木を穴に埋め込みます。これを「埋め木」といいます。