世界遺産と「世間遺産」

2011/01/07

民家の甲子園

「世間遺産」という言葉、ご存知ですか?

知る人ぞ知るカリスマ写真家、藤田洋三さんが提唱する
庶民が残した手仕事や暮らしなどの中にある懐かしいもの、
大切にしたいものにフォーカスを当てたものです。


 優れた技巧が尽くされた建築物はもちろん、
 職人のちょっとした造作の遊びの素晴らしさ
 手仕事が残された町なみ
 ごくありふれたハズの農家の作業風景
 身の回りにあるものだけで造られた農具小屋

さまざまなものを世間遺産と呼ぶことが出来ます。

 全国の古民家再生協会の活動、
 民家の甲子園での高校生の発表、

これらも「世間遺産」を残していこうとする活動だと
とらえることもできますね。


実は本日、その藤田さんがひょっこり、ワタシの勤め先へ現われました。
神出鬼没、鬼出電入、行方不明。
いつもビックリする場所とタイミングでお会いする気がしますが…
それだけお忙しい方なのです。

昨年は私の知っている限りでも

日本石灰協会技術大会での講演

全国・鏝絵なまこ壁サミットinとっとり2010伝統素材を伝承していくために
福博世間遺産まち歩き&写真撮影会伝統素材を伝承していくために
などなど、全国で「感動」を残す活動を続けていらっしゃいます。


今日は「あけましておめでとう」と (笑) 突然のご来訪でしたが、

しっかりと、断片的でありながら内容の詰まった、
様々な知識をいただくことが出来ました。

実は石灰業界、左官業界では大変有名な
「お石灰探偵団」の団長さんでもあるのです。


富沢建材さんより
写真家でありながら石灰、漆喰にも大変造詣が深い方で、
私の知識なぞ、足下にも及びません。

だって、調べ物していると必ず「藤田」の名が出てくるのです。

写真家であり、世間遺産の第一人者であり、大分県在住。
失礼にも「民家の甲子園 大分県大会」への協力を求めました。

予定が合えば。とのお答えをいただきましたが…
お忙しい方ですからね。
でもお助けいただければ千人力です。


今年は待望の本も出版されるとのこと。
その際にはまたご紹介します。

世間遺産放浪記/藤田 洋三
¥2,415
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さて、今度は世界遺産。
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清水寺さん、賛否もありそうですが
革新のバリアフリー化。

確かに、名刹巡りは足が疲れます。
一人でも多く、誰にでも…の配慮ですね。