知る人ぞ知るカリスマ写真家、藤田洋三さんが提唱する
庶民が残した手仕事や暮らしなどの中にある懐かしいもの、
大切にしたいものにフォーカスを当てたものです。
優れた技巧が尽くされた建築物はもちろん、
職人のちょっとした造作の遊びの素晴らしさ
手仕事が残された町なみ
ごくありふれたハズの農家の作業風景
身の回りにあるものだけで造られた農具小屋
さまざまなものを世間遺産と呼ぶことが出来ます。
全国の古民家再生協会の活動、
民家の甲子園での高校生の発表、
これらも「世間遺産」を残していこうとする活動だと
とらえることもできますね。
実は本日、その藤田さんがひょっこり、ワタシの勤め先へ現われました。
神出鬼没、鬼出電入、行方不明。
いつもビックリする場所とタイミングでお会いする気がしますが…
それだけお忙しい方なのです。
昨年は私の知っている限りでも
日本石灰協会技術大会での講演
全国・鏝絵なまこ壁サミットinとっとり2010
福博世間遺産まち歩き&写真撮影会
などなど、全国で「感動」を残す活動を続けていらっしゃいます。
今日は「あけましておめでとう」と (笑) 突然のご来訪でしたが、
しっかりと、断片的でありながら内容の詰まった、
様々な知識をいただくことが出来ました。
実は石灰業界、左官業界では大変有名な
「お石灰探偵団」の団長さんでもあるのです。
写真家でありながら石灰、漆喰にも大変造詣が深い方で、
私の知識なぞ、足下にも及びません。
だって、調べ物していると必ず「藤田」の名が出てくるのです。
写真家であり、世間遺産の第一人者であり、大分県在住。
失礼にも「民家の甲子園 大分県大会」への協力を求めました。
予定が合えば。とのお答えをいただきましたが…
お忙しい方ですからね。
でもお助けいただければ千人力です。
今年は待望の本も出版されるとのこと。
その際にはまたご紹介します。
- 世間遺産放浪記/藤田 洋三
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さて、今度は世界遺産。
清水寺さん、賛否もありそうですが
革新のバリアフリー化。
確かに、名刹巡りは足が疲れます。
一人でも多く、誰にでも…の配慮ですね。