「放置民家」を振り返る その1

2013/02/12

放置民家

昨年の2月、自らの引っ越し先を探し始めたのを契機に、貸家として流通していない空き家を「放置民家」と勝手に名づけ、イロイロと考えを巡らせました。

一年前のオハナシを振り返りつつ、改めて考え直してみようと思います。

というわけで1年前のオハナシがコチラ。


    実は…先日より引越し先を探しています。

    私が新居として暮らすのですが…これがなかなかどうして大変です。


    キッチン / atk1983

    一人暮らしで住んだのは
    安い木造のアパートから鉄筋コンクリートのマンション、小さな一戸建て…

    気が付けば14回ほど引越ししていますね(笑)


    実は高校生の頃から下宿を始めて一人暮らし。

    九州に戻ってからのこの5年、久しぶりに親と一緒に居るんです。

    で、今回久しぶりのお部屋探し…と思い立ちながら考えました。

    全国で様々な対策が取られ始めている「空き家問題」。
    私の住む大分でもそれは軽微な問題ではありません。

    日本中に不動産会社の管理物件になっていない空き家が

    過疎地域を中心に、かなりの数が存在するんです。

    これを勝手に「放置民家」と呼ぶことにしました。


     この「放置民家」になんとか住めないものか?


    まずは私の住まい探し、そこからチャレンジです。



私が住む大分県。「地方」の多分に漏れず、ほとんどの市町村が過疎であるか、過疎地域を含んでいます。要は人が減っているということです。

2008年の統計調査によれば大分県の住宅総数は約55万戸。うち空き家は約8万戸。
空き家率でみると100軒に14軒が空き家ということになります。

不動産屋さんがそれら全ての物件を管理しているわけもなく、また家の持ち主が管理できているわけもありませんので、家は…腐っていくばかりなのです。

で、問題となっているのが空き家の廃屋化ですね。単なるデカいだけのゴミとなってしまった建物がご近所に多大なる迷惑をかけているわけです。


で、大分県では2012年10月の国東市のものをはじめとした各市町村条例としていわゆる空き家条例が施行され始めました。
2012年10月;「市空き家の適正管理条例」・国東市
2013年01月;「中津市空き家等の適正管理に関する条例」・中津市
2013年04月;「豊後高田市空き家等の適正管理に関する条例」・豊後高田市(施行予定)

「腐る前に、タダとは言わないが安く貸してくれたら嬉しいな~。」というのが私の当初の想い。実際、すぐには出てきませんが、少しずつ不動産屋さん以外の方から「空き家」の紹介があったわけです。

この続きはまた後日。