節分は一年のハジマリ

2013/02/03

日々雑感

節分です。 豆はまきましたか?
鬼プラ
鬼プラ / w00kie


最近は恵方巻きを食べるのも流行っていますね。
都不准說話!
都不准說話! / CHIEN KUANG


さて、今日のオハナシは「節分」。
節分の意味ちゃんと理解していますか?

読んで字のごとし。季節を分けると書くのです。
 だから冬と春を分ける日
 明日から春なのです。

春の始まりの日は? 「立春」ですね。節分の翌日は立春となるのです。
では、立春とは? 春の始まる日です。

お正月に新春ということ、なんだか違和感がありますよね?
 
奥の細道の冒頭、覚えていますか?

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ、去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、やゝ年も暮、春立る霞の空に白川の関こえんと、そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。
年が暮れて、すぐ春?と思いませんでしたか?
そう。元々の正月は春の始まりだったのです。
本来は「立春=元日」という考え方なのです。
だから春。

ちなみに「夏も近づく八十八夜」も、台風の来る「二百十日」も全て節分から数えた日数なんですよ。

さあ、春が始まります。
花粉症も始まります。