一国一城? みんなのお城?

2013/03/27

日々雑感

「一国一城の主(あるじ)」。良く聞く言葉ですね。

現在は「一戸建て住宅に住む家長」をさしていう言葉ですが…もともとは「他から援助や干渉を受けず、独立した領分をもつ者。」という意味。

語源は言葉の通り、「一国または一城を持つもの」

何が言いたいかというと…
近年「一口城主」という制度があるのです。
熊本城でも有名になった制度ですが、一口ずつの寄付金を一口城主と言い換えて、募る制度ですね。

と、いうわけで世界遺産・二条城をご紹介。
天守閣は失われたまま。そして本丸御殿は大地震時の危険性があるために、現在公開されていません。

が、国宝の二の丸御殿はしっかりとご覧いただけますよ。




中の撮影は出来ませんので、外から。

有名な「ウグイス張り」。
外から縁の下をのぞきこむと、その機能を付与している「目かすがい」が確認できます。


大変勉強になる史跡です。

最後に私も一口城主。
千円以上の寄付金をお納めすると一口城主ステッカーをもらえます。



二条城は平成23年度から約20年かけて28棟ある文化財建造物、そのほか城内全ての歴史的建造物の修理・整備が行われています。

明後日3月29日から4月21日までは桜の園ほか、夜間の観覧ができるライトアップも行われています。和装の方は入場無料というのは京都らしい計らいですね。
http://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/lightup2013/lightup2013top.html

一口城主もお忘れなく。