ミリバール。
憶えていますか?しばらく耳にしていないコトバのはずです。
1992年の今日12月1日、計量法の改正によってそれまで気圧の単位として使われていた
バールがパスカルに変更となりました。
具体的には
1気圧=1013ミリバール=1013ヘクトパスカル
ヘクト??? ヘクトってナニ?
と、当時もアタマを悩めたものです。
というヘクトは10の2乗のこと。
1ヘクトメートルは1×10×10=100メートル。100メートルを1ヘクトメートルって呼ぶんです。
いやいや、気圧なんて日常生活に必要ないよ。という方も多いでしょうが…
ほら、大変密接なのがコレ。
気圧の変化で天候が変わるのが分かるんです。
台風の強さを測るにも気圧を目安にしていますね。
気圧計は英語でバロメーター。気圧が低ければ低いほど荒天、高気圧なら晴天。
御機嫌をあらわすにもバロメーター、使ってますよね?
The Fighting Cocks - pub in Moseley - Temperature Gauge / Barometer / ell brown
さて、せっかく単位の話ですからもう少し。
日本語って便利だというお話です。
メートルは漢字で書くと「米」。
無論、ニッポンでの当て字ですが、分かりやすい。
メートルのこめへんに「千」。
1000メートルですからキロメートル。
先ほどのヘクトも使えます。
こめへんに「百」でヘクトメートル。もちろん100メートルという意味。
そして、単位は小さい方も。
小数をあらわす厘、毛も使っています。
1000分の1を表す「毛」なら0.001メートル。つまりミリメートル。
いずれも漢字1文字で書き尽くせる。我が国の先人って凄いですよね。