「手間をかける」美しさ

2018/04/22

日々雑感

お身拭い、煤払いなど、我が国の伝統行事にはお掃除も。

日光東照宮で春の例大祭の前に行われるのが「栗石返し」。
今年は本日、4月22日に開催となります。

東照宮へお参りすると、陽明門をはじめ建物や細工ばかりに目が行きますが
日光東照宮
日光東照宮 / Kentaro Ohno


栗石返しは足元。沢山の石が敷かれていますね。
日光東照宮
日光東照宮 / Richard, enjoy my life!


460万個の石を一つ一つ手で葉や枝を取り払い、春の例大祭にそなえます。

「手間をかける」ことが当たり前であり、それによって出来上がる美しさを知っているからこそ…

 我が国の素晴らしい文化の一つだと思います。

「分かっている」と考えながら、どこかで効率を求めていませんか? 文化財や史跡などで、「はるか昔になぜこんなことができたのか?」と考えることはありませんか?
時間と作業、つまり、手間暇を惜しまず、地道にやれば出来たことなのかもしれません。それが当たり前だった素晴らしさ、感じてみましょう。