ジオパークをドライブ

2020/09/25

日々雑感

我らが大分県の豊後大野が日本ジオパークとして認定されたのが2013年。

ジオパークとは
ジオ(地球)に親しみ、ジオを学ぶ旅、ジオツーリズムを楽しむ場所がジオパークです。山や川をよく見て、その成り立ち としくみに気付き、生態系や人間生活との関わりを考える場所です。足元の地面の下にある岩石から宇宙まで、数十億年の過去から未来まで、山と川と海と大気とそこに住む生物について考える、つまり地球を丸ごと考える場所、それがジオパークです。
日本ジオパークネットワーク http://www.geopark.jp/

地球をカラダいっぱいに感じること…気持よいですね。
ですから「大地の公園」と呼ばれるのだそうです。

というわけで「おおいた豊後大野ジオパーク」から一部をご紹介。

大分県の山間部は豊かな水の町。
川は高千穂や阿蘇などからの水をたっぷりと平野へ運んでくるのです。


その農村風景に忽然と現れるのが「東洋のナイアガラ」。原尻の滝です。


幅が120m、落差は20m。なかなか壮観です。


そしてギリギリまで近寄ることが出来るんです。


ほらね。安全柵などの野暮ったいものはありません。
水にギリギリ近いところでその景観を楽しむことができるんです。


火山活動によって出来上がった大迫力の「大地の学校」。
そのほか豊後大野には様々な大地の景観に溢れています。

もう一つのジオパーク姫島、世界農業遺産の国東半島と合わせて、
おんせん県おおいたの新たな楽しみが増えました。


さて、そこから車で1時間ほど走れば、
先ほどの滝の源流の一つである熊本阿蘇の外輪山。

阿蘇は世界ジオパーク。

木が1本も無い、緑の地平線が見られます。
緑を吹き抜ける風。とても気持のよいものです。


緑は命をはぐくむ場所。広々とした牧場で育つ牛さんの牛乳は絶品なのです。


阿蘇のカルデラ独特の風景。このパノラマは訪れた方にしか分かりません。




天候が良くても悪くても、強烈な風が体を揺るがすのが阿蘇の大観峰。
手が届きそうな高さに雲が勢いよく運ばれてきます。


遠くに見えるのは雨のカーテン。
靄がかかっているところで雨が降っているんです。


全身で地球を感じられる場所、ニッポンにはまだまだ良い場所が沢山残されています。