せっかく石川県へ来たのですから、7月31日に開催される
第9回「民家の甲子園」全国大会の会場となる
「石川県こまつ芸術劇場うらら」へ下見に行ってきました。
うらら は石川県の交通の要所であるJR小松駅のすぐ目の前にあります。
駅を出たら、ど~んと。
写真右は駅建物。近いですね。
と、いうわけでうららの下見開始。
建てられて6年。まだ新しい現代型のホールです。
「芸術劇場」の名にふさわしく、様々な設備も充実しているようです。
さっそく中に入り、電子案内板を見ると…
「あの男がうららに!」と。
いったい誰?
おそるおそる周囲を見回すと…
現れました。ミスター民家の甲子園。
石川県古民家再生協会の山多代表理事です。
今日も高校生へ「郷土愛」を伝えに来たのでしょうか?
とまあ、その前に待ち合わせて会食したのですが…。
さて、気を取り直していただいて、本題の「下見」です。
会場は250席のホール。キャパシティもバッチリです。
室内楽などを聴きに行かれる方はお気づきだと思いますが、
「音」に大変こだわった造りになっていますね。
「音が包み込む構造」は「観客の目が集まりやすい構造」。
プレゼンテーションするには最高のステージです。
まさにここが全国から集まった高校生があらそう「舞台」になるのです。
今からもう、楽しみでなりません。
そして、うららにある他の施設。
嬉しいことに観光協会さんがあります。
周囲の散策にはもってこいですね。
さらにその周りには小松の物産がいっぱい。
正直、JRの駅よりこちらの方が品数が充実しているように見えました(笑)
そして「市民の施設」ならでは。
休日も書類発行などをサービスが行われています。
言葉の通り小松市は「行政サービス」がしっかりしているのですね。
最後に、中には入れませんでしたが大ホール。
歌舞伎の町である小松ならでは。
花道、すっぽん、迫り、桟敷席などなど、
本格歌舞伎の設備がしっかり整えられています。
それを物語る記念プレートがありました。
こんどはうららの外へ出てみましょう。
駅を出るとすぐに弁慶と富樫の像が。
勧進帳ですね!?
安宅関があったといわれる小松ならではです。
そして小松といえばコマツ。
我が国だけでなく世界の建設機械メーカーです。
それが駅の前の広場に…
ダンプがちょこんと。・・・ん?
気づきましたか?
鉱山などで使われている巨大なダンプです。
コマツの930E。
排気量78,000cc、3500馬力、総重量576トン、最大積載量327トン…
タイヤのサイズは約4メートルだそうです。
これも間近で見られるんです。
そして忘れてはならないのが「グルメ」。
小松の名物は「塩焼きそば」と「小松うどん」。
特に小松うどんは松尾芭蕉が食べたんだとか…。
と、感心していると、うららのすぐ近くからダシの良い香りが…。
小松うどんのお店がありました。
先ほど山多さんとごはん食べたばっかりなんですが…
「おやつ」としてツルツルっと。
という小松うどん、麺は、固すぎないコシとツルツル食感。
ダシは節の良い香りとしっかり効いている昆布。
どこにでもある素うどんのようですが、他とは一風ちがいます。
そして割り箸。普段はマイ箸を使うように心がけているんですが…
ちょっと違うこの割り箸。
難関を抜けたことで知られる安宅関。
その近くにある安宅住吉神社は国内唯一の「難関突破」神社だそうです。
そこで難関突破の祈願をした、地元産の杉の端材を使った割り箸。
使った後は洗浄して製紙工場などに持っていってリサイクルするのだそうです。
捨てられる木を有効に使い割り箸に。その箸は紙などに。
良いことです。「グリーン割り箸」かもしれません。
とにもかくにもこの「難関突破割り箸」。
このうどん屋さんのオリジナルだそうです。
民家の甲子園へ出場する生徒さん達の難関である
「全国優勝」に結びつくと嬉しいですね。
そして番外編。
小松の名所と言えば…?
石川県が生んだスーパースター、松井秀喜ベースボールミュージアムです。
野球が好きな方はどうぞ。
うららから車で10分くらいで行くことが出来ます。