放置民家に住もう その4

2012/02/15

古民家鑑定士 放置民家

特に回数を決めず、だらだらと続けております「放置民家」シリーズ。
もうちょっと続けます。

本件について、これまでにも増してのメール、メッセージありがとうございます。
共感、反感?、ご意見様々ありがたく頂戴しております。




「たぶん余ってるけど…貸されていない民家。 」


それを放置民家と(私が勝手に)呼んでおります。
 
合掌造り@上平村東赤尾 2 / tsuda

そもそも何で貸し家じゃないのかな?という疑問が昨日からの続き。
ウチの町…不動産屋さんが1軒しかないんです。
…ちなみに私は「無い」と思ってました(笑)

そこそこの規模の企業もありますし、転勤する方も居ますが
そういった方々は「社宅」にお住まいです。
他に住まいを探す方々といえば…転勤のある公務員。
おまわりさんとか学校の先生とか。
以前はそういった方々は「紹介」で住まいを探していたんです。
大家さんを紹介してもらって、交渉して住む。
「ウチに若いのが入るんだが、誰か大家さん居ないかな?」といった感じで。

いたってシンプルな探し方ですが…
需要から考えても流通する「物件数」はごく限られたものですね。
おらが町は「賃貸経営」というものが成立していない町のようです。

さて、では…
貸されていない住まいは
 「紹介されていない」
 「周りに『貸す』と知られていない」
 「そもそも貸したくない」
 「『貸す』なんて考えても見なかった」
という可能性があるわけです。

う~ん、実際のところどうなんでしょう。

…と引っ張りつつ次回へ持ち越します。