柿といえば有名な正岡子規の句が思い起こされます。
柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺
季語は柿なんです。季節は晩秋。ちょうどこの時期に読まれた句なんです。
ところでこの違い、分かりますか?
「こけら」は
屋根葺きの「柿葺き(こけらぶき)」
劇場の「柿落とし(こけらおとし)」
などにつかわれるように「木の破片」を表します。
木の板で葺いたこけら葺き。工事の最後に木片を払い落すこけら落とし。
カキとコケラ…よく似てますね。でも同じじゃないんです。
書き順も違うんですよ。カキは九画。コケラは八画。
詳しくは以前のブログで。
http://blog.denden-kyokai.com/2010/12/blog-post.html
ちなみに柿(かき)の書き順…
オトモダチのいるウラハラ★藝大の動画がありますので
色んな味を想像しながら観てくださいね。
日置恵教授のおいしい書道