「ありがとう」 誰に感謝しますか?

2013/04/04

日々雑感

以前、ある神社へお参りした際に教えていただいたのですが、本来、神様へのお祈りは「感謝」であるということ。
  • 努力の結果
  • 偶然にも
  • タッチの差で
  • 何コレ、美味しい!
  • いつもと変わらない平穏
  • ステキな友人に出会えたこと
  • 今も生きていること
  • この世に生を受けたこと
お礼を言う相手は居ないけど、良かった!やった!幸せ!という時、そのお礼を言う相手が神様なのかもしれません。

だからお参りの時には「お願い」だけじゃダメなのです。
ちゃんとお礼をすること。

「ありがとう」

言える相手が居ないありがとうは神様に。
神様の正体ってそういうものかも知れませんね。


さて、ワタシは仕事柄、趣味も含めて寺社仏閣へしばしば行きます。
その中でも、わざわざお参りする神社…


このブログで紹介する神社さんでは最多掲載ではないでしょうか?

奈良市にある「林神社」さんです。
小さなお社の手前には狛犬…その後ろは???

おまんじゅう。
林神社さんは日本で初めて饅頭を作ったという、林浄因(りんじょういん)が祀られています。

我が国唯一の饅頭の神社。
美味い饅頭にめぐり会えたお礼をしなければなりません。
だから、ならまちを歩く時にはわざわざ立ち寄ってお参りするわけです。

今年も年に1度の饅頭まつりが4月19日に予定されています。
全国から集まった銘菓がお供えされ、最後にはお抹茶とお饅頭が参拝者に。
なんて幸せなお祭りでしょうか。

また、秋には「節用集まつり」。節用集とは現在の国語辞典。
林さんの子孫が室町時代に刊行したことにちなむもの。印刷・出版の祖神でもあるのです。


林神社さんは漢國神社(かんごうじんじゃ)さんの境内の中に。
そして漢國神社さんは創建が推古元年(593年)、とても歴史のある神社です。
祭られているのは尊い神々、そしておまんじゅう。
私にとってのパワースポットかもしれませんね(笑)

またお礼を言いに行かねばなりません。
友人達が美味しいお饅頭に喜んでくれていますから。