たまたまなのですが、その場所は、今日、私が出張で通る国道沿いにあったのです。
で、行ってきました。
普段見るこんな彼岸花どころではなく…

まあ、見事。見事に咲き誇っています。

ところで、私たちがもっている彼岸花のイメージ…なんだか暗いものではありませんか?
毒性があることや、墓場に咲いていることが多いから?
確かに、別名を死人花、地獄花などともいわれるようです。
が、毒を抜いて食用にしていた歴史もあるんです。
また、毒を嫌うミミズがいなくなるため、モグラが来ず、結果的に墓場や田んぼが荒らされなくなります。
それぞれの目的で、ヒトが植えているんです。

そう。そこが大切なポイント。
彼岸花はご覧のとおり連なって生える植物です。理由は地下茎で増えていくから。私たちが良く知る「種で増える植物」ではないんです。

彼岸花。
日本全国で見ることが出来ますね?
それは…ヒトがその場所に株を植えたから。
誰かが誰かに分けて植えられたから。

それがどんな険しい場所、どんな寂しい場所であっても、ヒトが植えたものなんです。
ほら、そう思うと、とても優しい花に見えてきませんか?
たくさん咲き誇る彼岸花。これを始めてココに植えたヒトはどんなヒトだったんでしょうね?
